【2074話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2074.言葉尻
あいつ等そろそろ起きるかな? そう思った日暮れ直前、眠る間も無く働き続けていた二人に暴君の叫びが届いた、曰く、
『あれ? あれれれっ? 何よっ! 魔石交換さぼったのねぇっ! ミッロッブッロッ! これ映らないんじゃアタシどーすれば良いのっ! 何を見ろってぇっ? ナニ? ああ、そっか! 死ねってか? 早く死ねってかぁっ? ああああぁぁっ? ぶ、ブヒヒヒィイィーッ!』
「えっ? ペトラ様?」
「おいっミロン! 何か不手際があったみたいだぞっ?」
更に叫びは嘆きを伴って続く。
『あー仕方が無いのだペトラ…… 我々が掛け替えの無いスリーマンセル、レイブを見守るとゆー行為は他者から見ればナーンの意味も無い不毛な行為、いや寧ろ無駄で邪魔で迷惑でウザさの極み、止めて欲しくてなんなら死ねば良い位の行いにしか映っていなかったのだろうさ…… っでっ! こんなに判り易い手段に出たとっ! 魔石の交換? はぁっ? 馬鹿ジャンっ! テメーでやれやっ! って意思表示なんだろうさっ! ……仕方無いのだ、そうっ! しかたないのだっ』
とても仕方無さそうには見えないレベルの暴力的なブレスを口中に生じさせているギレスラは足元の地面を見つめたままでどこか狂気じみた笑みを浮かべたりしている、いと危めで暴発寸前に見える、恐い。
ミロブロはカタツムリサラダやオカタニシの和え物、更にはナメクジの串焼きまで放り投げ、慌てて暴君ズに駆け寄りながら叫ぶ。
「いえいえっ! 魔石でしたらちゃんと交換済みなんですよっ!」
『へー』
『では何故レイブの姿が映らないのだ? ん?』
「それは、えっとぉ……」
「しすさんが寝てるんですよっ! ちょっと疲れているみたいでしてっ!」
『ふーん』
『ほう…… それは? しすさん本人がそう言ったと? 勿論、そうなのであろうな、ブロル?』
「え、あ、は、はい…… しすさんが、あの、そー言ってまし、た……」
「お、おい、ブロル」
「いいからっ」
おいおい、そんな事言ったら嘘に嘘が重なってトンでもない事にぃ……
『へぇー、そーなんだー? 聞いたギレスラお兄ちゃーん? しすさんが言ったんだってさー、アタシ達にレイブお兄ちゃんを見せるのに疲れちゃったんだってさーっ?』
「え、いや、そこまではっきりとは、その……」
ほら、こいつ等そー来るんだよ…… 相手見ろよ、ブロル……
不思議な事に、このレイブ日本探検紀行(仮題)鑑賞で引き篭もって以降、ギレスラとペトラの切れ味、ってか嫌味な感じに磨きが掛かった様な気がする……
まるで皆さんの時代に活躍(?)した子供部屋おばさん、コユキみたいに……
はっ! 若しかして覚醒? なのか?
この暗黒時代に口舌だけが鋭いヒキニート能力が復活? 悪夢じゃん……
いやいや! まだそーと決まった訳ではない! 今しばらく観察を続けよう、気のせいである事を願って!
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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