【2281】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2281.ネーミング
会話が途切れた事でレ・ジャルダンが最低野郎の取調べ担当に復帰する。
「ではペジオ、例のマシン、呪いのコイン製作機改め、『過剰な魔力をコインに変えて調整機』はどうしたのだ? まだあの地下に置いたままとか、そーゆーアレか?」
「おいレ、僕がそこまで迂闊なエルフに見えるのか?」
大きなウサギに見えるが?
「では?」
「ちゃんとアドレスの中で一番使わなそう、且つ、万が一の場合でも何とかなりそうな場所に送っておいたに決まっているじゃないか! もしも光影おじさんが帰って来たら危険だろ?」
「ふむ…… なるほどな……」
「エッヘン♪」
誇らしげに胸を張る最低ウサギ、今度はラマスが声を上げる。
「じゃあその安全そうな場所がダーリン達が暮らしていた所だった、そーゆー事?」
「あ? そーなんじゃねーの? 知らんけど」
「何よその言い方っ! ダーリンは縦綱なのよっ?」
「しかも真のレ候補者でもある」
残念ながらどちらも称号の凄さがピンと来ないんだよ。
しかし、ペジオ的にはなんか伝わったらしく、慌てた感じで追加の情報を教えてくれる。
「移住の初期に虎大と竜哉が隠れ住んでた岩山があっただろ? あそこに送ったのさ」
「む、コユキの手下だったオンドレとバックルの? 確か、脱俗の崖、だったか?」
「そうあそこさ、あの頃にはもう無人だったから丁度良かっただろ?」
脱俗? ああ、岩山の岩窟の事だよね、しかし、となるとぉ……
私、観察者と同様の疑問を抱いたのはラマス、彼女は思ったままを口にする。
「あれ? でも岩山の岩窟って他に呼び名があったわよね? 何だったかな?」
うん、それ。
これには元グフトマの弟子でバストロの姉弟子、かつては自身もあの辺りで暮らしたであろうズィナミが答える。
「ラマス、あの洞穴の正式な名前だったら『光と影の岩窟』よ、ねっ? シエル、パリーグ」
シエル女史は首肯で返し、パリーグは言葉で答える。
『そうだったわね、あの名前って光影さんの機械があったからだったのね』
いや、だからそこだよ! 違和感を感じられないのかな? 馬鹿状態のせいか? もしくは元々の知性レベルのせいなのか?
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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