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【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

あらすじ・目次 


第三部 六章

リベルタドーレス ~解放者たち~

1775.ゴーイングウェイ


 こうして考えている間も、真面目に大口を開けて待っていてくれた魔術師とドラゴンにレオニードはゲップ混じりで言う。

『そして全てのかてを食い尽くした後、竜王様は、……私以下、全ての魔獣にいとまを出したのです』

「ん? 決戦前に全魔獣に、だと……」

『戦力の減退著しい、所謂いわゆる愚策、馬鹿な王様なのだ! 馬鹿なのか、グラム・ランドとか言うドラゴンは?』

『まあ、馬鹿と言えば大馬鹿ですね…… 他の有象無象は兎も角、幼馴染の私まで解雇したんですからね? 更に言わして貰えば退職金すら無かったんですよ…… グスンッ、小さな頃は優しいトカゲ君だったのにぃ…… 口減らしとか…… 酷いよ…… 聞いて下さい! 子供の頃は一緒に――――』

 恐らく自分とギレスラとペトラ、そこら辺に似た経験や思い出を話し出しそうな気配を感じ取ったレイブは慌てて会話の方向を変えようとする。

「思い出とかは置いておこうや! それよりもさ、それって? ハタンガに特攻とか? そーゆー?」

 レオニード即答。

『多分ですが(予測)、そうでしょうっ!(キッパリ)』

「そっか…… そうだよな……」

 無事、被りそうな思い出話しを回避したと言うのにレイブの表情は沈痛さを増す。
 陰鬱になりかけた空気にはギレスラが対応するらしい。

『ならば歩みを速めねばならんなレイブ! グアッ、いち早く竜王の里へ向かわねばならんであろう?』

「だよなぁ…… ペトラ?」

 賢い担当に確認を怠らない辺りは流石リーダー、そんな所であろう。
 問い掛けられたペトラは……

『つまりね、餓えたミアキスの半数が森を離れた時、その場に残った個体は狭い縄張り内での優位を競った結果、それぞれの特性毎に進化した訳! 反して外の世界に活路を求めた個体達は率いるリーダーに全てを委ねて一種の社会性を育み続け、それがイヌ科へと独自の進化を果たした、そして同じく弱者故に社会を形成しつつあったニンゲンとの共生を始めたんじゃないかしら? つまり、偶然に見えた両者の絆、それこそが地球全体の変遷に伴った必然の――――』

 どうやら忙しいらしい、そう考えたレイブは独断で答える事に決めた。

「だな、じゃあ急ぐか? 竜王の里、北へ!」

『応っ! 北の果て、極東の里、フヴェルゲルミルに向かおうぞっ!』

 ようやく盛り上がり掛けた兄弟に巨大な白黒アムールトラが言葉を挟む。

『いや、フヴェルゲルミルでは無いですよ? あんな所、今やたつっ子一匹残っていませんから』

『えっ? そ、そうなのか?』

『はい』

「んじゃ竜、ドラゴン達はどこに行ったんだ?」

『パラトゥンカ、つまりナーストレンドですね、南に行った場所、温泉地ですよ』

『ほう』

「温泉? 何だ? 美味いのか、ソレ?」

 予定変更、一同は北では無く南の温泉地、パラトゥンカに向かう事になってしまった。
 憧れの温泉編だね、ひゃっほぅ♪ ※念の為お伝えしておきますが、雌キャラは黒豚ペトラのみです



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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