【2080話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
今回の話には
『548.気軽に行ける土佐の秘境『道の駅木の香』 温泉編』
の内容が含まれております。
読み返して頂くとより解り易く、楽しんで頂けると思います。
2080.弱者の武装
何やら自分が与えられた仕事に対して思う所があったらしい背中に声を掛けたのは自分の席(只の草原)に腰を下ろしたペトラである。
『自分の仕事に愚直なまでに正直に向き合う、それがしすさんなんだから! アンタもつまらない嘘とか止めなきゃ駄目よ、ブロル!』
「は、はい! 済みませんでした」
『嘘は弱者の武装、そうも伝えられているのだぞ』
『あ、それ、コユキの言葉よね?』
『なのだ』
「嘘は弱者の…… うっす!」
「頑張ろうな、ブロルっ!」
「うんっ」
『アハハ、目指せエーアイ、なろうロボット、なのだ』
『しすさんに笑われないように、ね♪』
「「はいっ!」」
何だコレ? まあミロブロはなんだか燃えている様だし別に良いか……
但しっ、その言葉を言ったのはガミギュンだったぞ、確か…… コユキは割とつまらない嘘とか誤魔化しとか得意な方だったからな! とは言え、最後の方はそうでも無かったのだが…… あの言葉で変わったのかな? かも知れないな…… 結構素直だったもんな、コユキ、グスッ……
おっと、私、観察者ともあろう者がつい感傷的になってしまったな、陳謝する。
さて、そろそろ思いを新たにしたミロブロが確り魔石をセットした頃合いだろう、冷静で公平な観察を続ける事としよう、レイブはどうしているかな? 温泉とか入っているかもな? 相変わらず尻丸出しで♪ アハハ。
どれどれ?
常以上にじっくりと時間と手間を惜しまずに掛けているのか、ミロンとブロルの作業は長時間に及んだ。
与えられた仕事に向き合う覚悟と矜持、それを伝えたばかりのギレスラとペトラも我慢強く待っている。
「あの…… しすさん、起きてくれないんですけどぉ……」
『えっ?』
『そんな馬鹿なっ!』
漸く伝えられた結果に色めき立った竜と豚、プロとして、仕事の流儀的にどうなの? そんな感じで慌てて席(只の草原)を立つと子分共に駆け寄っていく。
そのまま魔石を着けたり外したり、再充填を繰り返しては首を傾げ、鏡面やカバー部分を蹴飛ばしたりしていたが、一向に変化を見せないしすさんに直ぐ手詰まりとなって立ち竦んだのである。
恐らくだがサルガタナスがあっちこっち調べた時にどこか重要な部分をショートさせたとかでは無いだろうか? 素人だし湿気っぽいしな……
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡