【2037話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2037.宴たけなわ
仲間が増えたよ♪ そんな感じで喜ぶ幹部連中の横には一際盛り上がる魔獣の群れがあった。
大型哺乳類ばかりが集まった如何にも実力者集団の中から大きな声がする。
『いやだから俺の気持ちは伝えたんだってば!』
パダンパだ。
周囲は魔獣軍団の仲間、若しくは親父の塾生とかそんな奴等だろう。
『それで? ガト様の返事は?』
なるほど、新体制でトップになるガトや準じるだろうダダ坊との親しさでもひけらかしていたと見える、如何にもパダンパだ。
『はっきりとは聞いてないけどな、只、俺は以前と変わらず近くに置かれている…… まっ、そーゆー事だなっ♪』
『『『『おおーっ!』』』』
下らない話題だった、如何にもパダンパだ……
取り巻きの中から一層大柄なアジア象の魔獣が聞いた、何故か挙手までしている。
『でも結ばれたとしても子供は? 種族の壁は良いのか?』
杞憂だな、だって結ばれないもん、多分。
『その事だったら考えがあるんだ、だから大丈夫なんだよ、ヨユー』
んん?
『そうなのか?』
『ああ、『シェイプシフト』ってスキルがあるんだよ、知ってるか?』
『ああ、変身スキルだよな? 親父さんも使ってたよな、猫に化けれるんだろう?』
ジャガランディな。
『違っうよ! あんなんじゃなくて人間とか獣人とかになれるんだってば! それ、覚えたら全部解決だろ!』
ザワッ……
ああー、そーゆー?
ざわめくお友達の中からアジア象が再質問だ、当然挙手もしている。
『おいそれって本当なのか? そこまで変わるスキルなんて聞いた事もないぞ?』
だろうな、アレ悪魔由来だからな。
『マジだって! 俺のダチ、ミロンとブロルが普通に使ってるしっ! アイツ等に教わればヨユーだぞ?』
『マ?』
『マっ!』
マかも知れんがあのスキルは自分に流れる要素を具現化させる物だからな?
パダンパだったらライオンとトラが交互に出て来るだけ、良くてどっちかのシッティングアニマルだろう、人間にはなれないからな? まあ良いか、夢を見ていれば幸せだろう。
『あれ? そー言えばアイツ等どこに行ったんだ? オーイ、ミロンー! ブロルーっ!』
益々賑やかになる宴から離れ、二人の獣人を探しに出たパダンパは、城壁の入り口で見知った顔が集まっている事に気付いて声を掛ける。
『あれどーしたんすか? 皆して集合しちゃって』
振り返った面々は地竜のヴァミスとヤモリ似のステナ、それぞれの部下、他には狩猟部隊のワンニャンとハンペラの仲間、ウータンギャルズまで揃っている様だ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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