【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1459.美学
簡単に感動した声を発した弟妹の声にレイブの調子は加速する。
「勿論こいつらスリーマンセルだけじゃないぜっ、お前等、獣人達だって俺より先には死なせたりしないからなっ」
そう言いつつ端の方で大人しく会話が終わるのを待っていたブロルとミロンの二人に向けてニッコリとサムズアップをして見せた。
「えっ、俺たち? が何です?」
「レイブさん、クドイようですけど我々って獣人なんかじゃなくてニンゲンなんで、そこはお願いしますよ、本当に」
効果はイマイチだったみたいだ、残念至極。
「いや、だから俺がお前達えっと、ニンゲン、か? 里の仲間たちより先に死ぬって事をだな――――」
「あ、そうなんですか、で、それは何の為なんです?」
「それはほら、シドさんの見立てではさ、俺の方がお前達より一、二秒長く耐えられるみたいなんだよな? でもっ、そこを敢えて俺の方が先に逝くからねってゆーね、判らないか?」
「はぁ? 一秒、二秒ですか? それ意味あるんですか?」
「いやいや、現世益的な意味とかじゃなくてさー、なんて言うの? 『ここは俺が食い止める』とかさー、『俺に任せて先に行け』的な? 『俺の目が黒い内はこいつらには指一本触れさせんぞ』とか『ならば俺を殺してからにして貰おう』っぽい奴だよー、美学? 美談かな? 判るだろ?」
「美学、ですか、ふーん」
「でも、我々も直ぐ死んじゃうんですよね? つまる所レイブさんの自己満足? って事でオケイです?」
「いやオケイかどうかとかじゃなくてさ、なんか格好良いんじゃないの? 判んないかなーっ! ニンゲンだったら判ると思うんだけどなーっ!」
「あーじゃあもう判ったって事にしますよ」
「レイブさんが格好良いって思われたいんだなって辺りは大体判りましたね」
「うん、まあそれでも良いや、ふうぅ~、手を焼かせやがるぜぇ」
「で、そろそろ続きを話しても良いかな? 言葉遊びはもう充分でしょ?」
「はい、どうぞ」
無意味な時間を待っていてくれたシドは続きを話し始めた。
悪魔とそれ以外の強さは全然別個、別次元にあり、例えるなら火山性マグマvs割り箸、そしてレイブとそれ以外の違いは竹製とヤナギ製、果たして長い間燃え残るのはどちらだっ? 要約すればそんなレベルの差が存在している、との事であった。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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