【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1244.MIX
レイブは先程のミロンばりに目を剥いて返す。
「そりゃ一体…… あ、あれか? お前等の父ちゃんか母ちゃんが、その、異種とまぐわ、グフングフン、えっと交配? したって事、なのか?」
『……そもそもサイズ的に困難なのではないか? マジの話しか、それ?』
『ケモラーとかケモナーってヤツなんじゃない? それにしても異常性癖だわね~、多様性なんて薄っぺらい言葉じゃフォローし切れないわよ、正直、引くわね!』
『気持ち悪いぞ、オエッ』
「ああ、キモイな、ドン引きだ」
そうかも知れんが、その行為の結果産まれた存在に対して言って良い言葉じゃないだろ…… こいつらにはどうしようもない事だし、レイブ自身の言葉を借りれば父ちゃんか母ちゃんの事だぞ? アメリカ人とかだったら殺し合いまであるだろ、これ……
だが、獣人たちは殊の他温厚だったらしく、失礼極まりないスリーマンセルに説明を始める、寛容でありがたい事だ。
「交雑したのは何千年も前だと言い伝えられているんだ、その後は同じタイプの両親が結ばれて子供を為している、普通にな…… 当然俺の親は狼の特徴だけを持っているし、ミロンの両親も揃って虎なんだ」
ブロルの言葉を補完する様にミロンが続く。
「最初の父、始祖以外は他のタイプと結ばれても子供を作る事が出来ないんだよ、つまる所、獣人以外の生き物と一緒、種を越えた繁殖は出来ないって事だよ」
ペトラが慌てた口調で言う。
『正確には属より上位を越えた繁殖ね、科とか目は越えられないけど種なら、種だったら異種間の交配は可能だからっ!』
「あ、えっと」
「気にしないでくれ、ちょっとした病気みたいなものなんだ」
「そうか、お大事に……」
「おうサンキュ、じゃあお互い誤解が有ったって事だな、良し、仲直りしようぜ」
「えっ、仲直り? ですか?」
『ああ、誤解に基づく諍いだったんだ、長引かせても互いに益はないだろう、グガッ!』
「は、はあ……」
レイブとギレスラの歩み寄り発言も獣人たちのリーダーにはイマイチ響いていないらしい。
まあ、考えてみれば当たり前か……
頑張って狩りをしている所を突然襲われて、有無を言わさずに一方的にぶっ飛ばされて、しかも獲物まで奪われたのだから、急に仲良くとか言われても困惑するだろう。
大体、互いに誤解とか言っているが誤解したり勘違いしていたのはこちら側だけ、正確に言えばレイブとペトラだけである。
獣人たちが相手に譲るべき瑕疵なんて微塵も有りはしないのだ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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