【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1386.光臨
「確かに気持ち悪かったけどなぁ、土の中や暗がりから? 見間違いじゃないのか?」
『違うと思うんですけどねー、確かに土の中から生えてきた感じでしたよ』
「ふーん、テューポーンさんと同じ感じで地面の中を動けるとかかなぁ? んでそれからどうしたんだ?」
『取り敢えず逃げたんですよね、ほら、数が多かったでしょ? 一々戦ってたら集落の化け物たちに悟られちゃうんじゃないかって思ったんですよ、んで階段を登った訳です』
「ふむふむ」
『んである程度上まで登ったらバイコーン共はそれ以上来れなかったみたいでしてね、そこで一息吐いていたら見つかっちゃったって訳でして』
「獣顔の化け物キマイラにか?」
『ですです』
「それから?」
『いや参りましたよ! 集団で寄って集って一斉攻撃をして来ましてね、更にそれまで上がって来れなかったバイコーン共までワラワラ上がって来ちゃいまして! 不覚にも叩き落されちゃって肢をやっちまった、そう言った始末でしてぇ』
「そこに俺が落ちて、いや、舞い降りてきたって訳だな?」
『はあ、最初見た時はバイコーンの亜種かと思いましたよ? ほら、首があらぬ方向に曲がっていたし、その黒くて汚いローブだし』
「なるほど、救いの天使が降臨、いや光臨した、って所だな」
『うーん、まあ、それでも良いです』
「良し、大体判ったぞ! えーと」
腕を組んで瞑目したレイブはここまでの話を反芻しながら整理整頓を試みる。
――――なるほど、猫が水を嫌うのにはそんな命に関わる悲しい理由があったんだなぁ、帰ったらパリーグ姉さんにぶっ掛けてみるかな? いひひひ死んだりして? まあ、そんなにヤワじゃないよな、アレは…… それよりも興味深い事が判ったよなぁ、アレだな、こいつも獣顔共もお互いに知らず知らずの内に相手を化け物認定してるんだもんなぁ、実は気が合ったりするんじゃね? だのに些細な勘違いから忌み嫌っているなんて…… やっぱり他者との関係は鏡の様だって事なんだろうなぁ、昔、ジグエラがそんな感じの事言っていたもんなぁー、初対面の相手には礼儀正しく笑顔で接し、常に相手の立場に立って思いやりを旨とした関係構築に努める、だっけかな? アレ真理だったんだな…… うん、心掛けよう
レイブの考えは纏まった、良かった。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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