【1957話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
1957.ミッションコンプリート
あれ、何だ?
そう言えばあいつの所って変な合成生物みたいなの他にもいたな……
グラシャラボロスやらアイペロスやらナベロスやら? 皆さんの時代では魔界から呼び出されて秋葉原でカフェとかやらされていた筈だ、化け物カフェね。
あの手合は明確にキメラと呼んで差し支えないだろうし、何より今バッタをやっているテューポーンだ。
天を衝く程の大男の頭部に無数のサンドワーム的なアレだからな…… 最早巨獣とか怪獣の類としか表現出来ないだろう。
ああ、そういやアスタロト自身も呼ばれていたな、怪獣って。
じゃあ、良いのか…… うーん?
観察のリアルタイム、この時代でキメラと言えば、やはりクルン=ウラフの獣人共だが、こちらはまだそこまで化け物じみてはいない、文字通り人型の獣って感じである。
後は…… あぁ、ナッキ達、美しケ池の観察では獣人の元凶、いや、生みの親ナガチカの蛮行、いやいや、スキルについてもご紹介済みだったな、あの件から考えれば純粋に異種族間の混血児なのだからキメラや化け物とは一線を画すのだろうなぁ。
気になる事はなるが、まあ、遠い過去に成敗された依り代についてアレコレ悩んでいても仕方なかろう、切り替えて観察に戻るとするか。
精神的なプレッシャーでメンタルが崩壊直前なレイブをチラチラ横目で見ながらレオニードは更に確認を進める、言質を取るのはとても大事なのだ。
『判りました、じゃあハタンガへの出兵は中止で良いんですね?』
『そう言っとるじゃろうが』
『了解です、では我々、竜王様配下は以前の様に立派な依り代を目指しますからね?』
『好きにすれば良え』
レオニードは小さくガッツポーズ、パダンパも破顔を隠せずにいる。
この親子だけでなく、ヴァミスや周囲のドラゴン達、竜王であるグラムランドまで、どこかホッとした雰囲気を溢れさせている、本心では皆嫌だったらしい。
『良かったっすねギレスラ叔父さんっ!』
『うむ、当初の任務、学院を旅立ったミッションはコンプリート出来たのだ』
『っすねっ!』
なるほど、竜王の里のドラゴンを止めろ! クエストのクリアって訳だな。
まあ途中で派生したクエストも残しているのだ、即、完了報告てな具合にはいかないだろうが、大きく一歩前進、ビッグステップって所かな。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡