【1901話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
1901.コンバイン&ユナイト
当然の事だが、乾いた大地剥き出しの広場は非常に埃っぽい、高速の猪ダッシュが繰り返されれば尚の事、そこら中が巻き上げられた土埃で覆われ始め、徐々に視界が奪われていく。
『むう? どこに行った?』
グラムランドもペトラの姿を見失っているらしい、なるほど土遁かっ? んでそこからどーするんだ?
グラムランドの顔近く、上空にまで舞い上がった土埃の中から叫び声が響く。
『グガッ、ペトラっ、合体なのだっ!』
『アイアイサーギレスラお兄ちゃんっ!』
ほう、合体? そんな真似が出来たのか? 私同様、そんな疑問を抱いたのか、レイブも振り返ってポカンとしている。
これはあれだな、いつの間に? とか、何だそれ? 若しくは、俺仲間はずれなの? 何? 嫌われてるとか、そーゆー? 的な奴だろう、その証に少し瞳孔が開き気味でそこはかとなく挙動って見える。
『行くぞーペトラっ! 呼吸を合わせるのだーっ!』
『りょっ! せぇーのぉーっ!』
土埃の中、真紅の飛翔体が猛スピードで駆け回る漆黒の影に滑空する姿が見えた。
次の瞬間、
『コンバインッ!』『ユナイトーッ!』
ギレスラがペトラの背に乗った、ってか掛け声位合わせろよ。
合体の合図こそ揃わなかったが、元来仲良しな兄妹らしく(レイブは仲間はずれです)、一度目のトライで見事合体を果たしたギレスラとペトラ。
そのままこれまで同様、広場をグルグル走り続けるペトラの上にはギレスラが這った姿勢のままでしがみつく、一体何がしたかったのだろうっ!
周りで見物中のドラゴンの中、目が良い種族なのだろうか、幾匹かがキョトンとした顔で呆れ…… ゴホンっ、成り行きを見守っていた。
レイブ独りだけは違っていた、元々パッチリめの両眼をクワッっと音がしそうな感じで見開きながら呟くのである。
「こ、これはっ!」
ドラゴン達同様、目を細め背伸びをしながら見つめていたパダンパはこの呟きを聞き逃さない、ネコ科は耳も良いのである。
『レイブ叔父さんっ! アレってどうなるんすかっ?』
レイブ即答。
「判らん…… 丸っきり初めて見るフォーメーションだっ! ……なあ、俺って嫌われてたりするのかなぁ~、グスッ」
かもなっ! 兎に角、リーダーであるレイブも知らなかった事が判りました。
下手な事を言って追い詰めたくはない、そう思ったパダンパは回答を放棄しガン無視、レオニードとヴァミスもそれに倣っている、賢明な判断だろう。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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