【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1753.ジョディ
なるほど、前回のジョディ間男疑惑を引き摺っている訳か…… 事の真偽は兎も角、どの道、男としての魅力は大幅に減退する態度だよな。
だがジョディだからな…… よりにもよってスラングで言う所の『間男』の意だからなぁ、しかも旦那や恋人が戦地に赴いている間のちょっかいだ…… つまり、現状ピッタリ、状況的にお手本レベルでマッチした名前に状況だ、疑ってしまうのも無理は無いだろう。
しかし親っ! 皆さんから見て遥か未来に名付けているのだ、もう少し別の名前も付けられただろうに…… しっかり名前通りに育ってしまうとは考えなかったのだろうか? 親心、量りがたし。
私の個人的な意見では、立派過ぎる名前だと『名前負け』、一般的に低評価が過ぎれば『名は体を表す』とか揶揄される…… かと言って余りにありきたりで普通過ぎても可哀想な気が…… と言う事でスペシャルでありながら前例が無い、『スカンダ』と『ガネーシャ』を選んだのだ、我ながらナイスなチョイスであった。
とは言え、長男ぽいが次男で朗らかな名前であっても野球の神様、いや魔法使いとか評されたり、水平飛行っぽくても世界一の二刀流だったりする事を鑑みれば、名前の印象は後からついて来る物、本人の行動次第であるのはご理解に易いだろう。
ジョディの場合、そう言った意味でも名は体を、である、ちょっとした呪言に近い念が込められているのかも知れない、但し、間男たれっ! そう願う名付け親が存在すれば、だが。
常に理想や憧れを追いかけてそうな魔術師は焼き菓子っぽい幼馴染に答える。
「別にいじけちゃいないって! 嫌味とか訳ワカメだし…… んだよ? 弟子同士が仲良くするんだぞ? 良い事じゃんかっ! こう見えて俺も師匠だからさっ、最初の弟子ラマスと年長者でまとめ役の糞野郎、いや、ジョディが上手くやってくれてる現状が長く続いて欲しいとか思う物なんだよっ! 変な事なんてこれっぽっちも言ってないだろっ?」
なるほど、確かにそー聞けばそー言っている様に聞こえる絆通信ではある…… あるのだがぁ?
「そうなの? 知らないわよ、後で泣きついたりしないでよ?」
「当ったり前じゃんっ、それより竜王の里への出発前に変な事言うなよな! お前が残る皆の指揮を取るんだぞ? 今はそこだけに集中しろよっ! マジメにな、マジメ! マジメの意味、判るよな?」
「アンタよりは判っているつもりだわ」
「良しっ! んじゃさっさと行くぞっ! ほれ、ギレスラとぺトラも帰って来たみたいだろ?」
タイミングを合わせた様に地を揺るがす蹄の音が響き、同時に大きな翼が風を切る金切り音的な不快音も鳴り始めた、ギレスラが着陸する際の特徴である。
最早、お馴染みになった朝を告げる賑やかな音に、坑道から姿を表す様々な獣人達の表情にも掛け値無しの笑顔が浮かんでいる様だ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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