【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1781.働き者の小人達
ハタンガ周辺で溢れ出した大量の魔力はそこらのあらゆる物に影響を与え、更にそれぞれが新たな放射を開始した、まあ中性子だから当然だ。
陽子との衝突時に発生した粒子が呼び水になって惹きだす魔力は地底深くに及び、大魔レベルに届いた事で未曾有の大災害に繋がったのである。
一心不乱なタヴァーリシがハイホーハイホー頑張った結果、環境と生活の全てを激変さしめたのだ、ウーラー!
それ以来、パラトゥンカ温泉は超高濃度の放射能汚染泉へとバリエーションシフトした。
湧出した温泉に次々と周囲の魔力が集約され続けているせいだ。
勿論、危険度は事故後の汚染水とは段違い、無論皆さんの時代で大騒ぎしている処理水なんかとは根本的なレベルで相違している。
概念的に一番近い表現ならば、死の泉とか血の池地獄、若しくは分荼梨迦の池、ああゲヘナのが判り易いかも知れないな。
とても決戦前に英気を養う為の保有地には向いているとは思えない、致死の泉なのだがそこは幻獣っぽい界隈では常に安定のトップクラスに君臨するドラゴン達である、丈夫さには自信しかないのであろう。
そんな風にレオニードから凡その説明を受けた一行であった。
人間や魔獣ならイチコロ、そんな死地に赴く道なき道を爆走しながら、ブレーメン隊形にトラ親父を加えた縦長の上部でテューポーンバッタを肩に乗せたレイブが気楽な声を発する。
「まあ魔力だろ? じゃグルグルやってりゃ多分大丈夫だろ! それに温泉、水系だったらもしもの時はお前等で何とか出来るんじゃないかな、どうだ、ミロンにブロル?」
返事はレイブ自身の胸元、一張羅の漆黒のローブ、その襟元からである。
「お任せを我が君」
「いざとなればドラゴンごと沸騰させてみせます」
襟元から顔を覗かせたのは、指位のサイズのお人形、犬と猫っぽいシッティングアニマル風な二体だ。
これはミロンとブロルが手に入れたスキル『変身』の第四形態、持ち運びの便宜に特化した姿なのである。
どっかのタイゴンと違って真面目な二人が、至極真っ当にレベルアップに取り組んだ結果、ある日突然進化した成果なのであった。
丸々人間型からいつもの半獣身へと戻る間に差し込まれたこの形状、何故か『変身』以外のスキルが使えなくなる上に本体のステータスも見た目通りに雑魚ってしまい、何の使い道が? そう一同が首を傾げたのだが、徐々に案外有能な事が判明したのである。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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