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【2146話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~

2146.混沌、極まる

「えっ! ペトラが女王アリス? ってどーゆー事っ?」

『グガっ? 誰?』

『ふっ、女にはね、色々あるのよ』

『だ、そうなのだ』

「でも半島って言ったらこの辺りじゃない? それっぽいヤツ見当たらないじゃない!」

『プップーッ!』

『レオニード兄さんならこの辺は近所なのだ! 知らないのか?』

『あー詳しく無いんだよねー、内勤だったからさー』

『ねぇ、アリスって誰?』

「いやでもパダンパがいたんですからこの辺りなのは間違い無いでしょ?」

『プップーッ?』

「えー、でも性悪なスベタよ? しかも薄汚い淫乱婆なんだし……」

「いやいやガト様だったらちゃんとした女性ですよ、変な嘘とか吐きませんって!」

 ガタッ! ガタガタガタガタガタッ!

 ブロルの言葉に四つの棺桶が激しく揺れる、そう言やバレちゃってたな。

『ねえ、ペトラってアリスなの?』

『色々あるの…… 女だから』

『パダンパを起こして聞いてみるのだ』

「何? あんた達ってあっちの味方、つまりラマスの敵って事なの?」

「いや敵とか味方とか違うじゃないですかー! それこそ色々あるんですよー!」

『ミロンも女なの?』

『プァプァーッ!』

「まだグッスリ寝ちゃってますよ、無理させても、アレじゃないですか?」

『ガトの味方、ってか勝手に劣情を抱いているのはパダンパなのだ』

「私? 私はれっきとした男ですよ?」

『過去に一つや二つ、話せない事や隠し事ぐらいあるものなのよ、女だから』

せがれだったら詳しいんだよね、この辺も担当していたからさ』

「やっぱり! これは性悪女の罠なのよ! そしてあんた等もあの女のスパイなのねっ!」

『これは? このまだら模様の汚いのも女なの?』

「違いますって!」

『何よっ! アンタだって聞いてたじゃないっ! 忘れたの? あの涙のカミングアウトっ!』

「パダンパに聞いて下さいよ!」

『プゥワアーッ!』

 ガタンッ! ガタッガタッガタッガタッ!

 混沌は奇跡的に一つの答えに辿り着き、ほぼ全員の考えでパダンパを起こす運びとなった。
 念の為ペトラが診察した所では健康状態は万全らしい、『完全回復』は効果覿面だった様だ。

 だが起きない、軽く揺すっても結構強めに小突いても目覚める気配すら無い。
 息はしている、割と大きめなイビキは少し心配だがパッと見た感じは爆睡中だ。
 思い返せば一時は呼吸停止まで行ったのだ…… 気道が圧迫されているのかも知れないし、高血圧や心疾患、脳梗塞の懸念だって無い訳じゃない。



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

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