【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1548.足跡
やいのやいのいつの間にか大声になっている騒ぎを尻目にレイブ達に追いついたシュカーラは肩を貸しながら声を掛ける。
「大丈夫ですか、ほら掴まって下さい」
「すまないなシュカーラ」
「何を他人行儀な、弟子なら当たり前ですよ、さあ眼球が落ちますよ、しっかり押さえて置かないと」
「あ、ああ、へへ、弟子なら、か…… へへへ」
クズリのグログロの訪問から十日余り、旅の一行の関係性にどうやら少しの変化があった様である。
まあ旅と気楽に呼べるような行程でもなかったしなぁ……
そうだっ、この機会にここまでの旅程を簡単にご説明させて頂く事としようか、うん、そうだな。
なるべく皆さんの時代の地名や国名、いやこれはロシア連邦内の移動しかないから割愛するとして、主要な都市などを紹介しながらとさせて頂くとしよう。
旅の始まりは魔術師の養成機関、通称バストロ学院からであった。
皆さんの時代で言えばクラスノヤルスク地方のチリンダ南方の草原に当たる、そうあのチリンダなのだ。
ハタンガから見ればほぼ真南となる訳だ。
因みにだがシパイ達が居るサリトは更に西、フランチェスカの本拠地だったイガルカの湖沼を過ぎてもっと西、大都市エカテリンブルグの北に位置する事となる。
バストロやレイブが暮らしていた岩山の洞穴はチリンダから更に南に流れるモイエロの川際、小人の隠し穴入り口は南東に向かったウキキトの湖から少し先、皆さんの時代のエコンダの郊外である。
そこから真東のアイハルが出口でイコールタロースが守る石化の谷、んでガトが育った場所とも共通、東の平原を抜けた大河レナがペジオとダソス・ダロスの別れの川でクルン=ウラフの森はその先、ヤクーツクの北に当たると言う訳だ。
旅路は更に東へ。
レナの支流であるアルダン川を辿った一行はメギノ=アルダンから更に支流のトモポ川を遡り始めた辺りでグログロに会い、そこから山岳地帯を踏破してきた事になる。
余談と言っては何だがアガリアレプトと出会った湿地の林はアルダン川の遥か下流、オスピョフスキー・ナスレグの辺りであった、需要があるのなら是非訪問する事をお勧めしたい。
流域の木材集積地としてそこそこ栄えているし周囲の自然なドックレックの川筋に多くの湖、沼かな? まあ好みは分かれるだろうが独特な不気味さはムード満点! 何か出そうな良い感じである。
ヤクーツクを通るあの504号線からだったら、直線距離でほんの五、六十キロ、回り込んでも二百キロ弱なのでアクセスも充実している所もポイントだ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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