【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1176.対悪魔特化
まあ、その間のやり取りに特段の出来事が有った訳でもなく、『神の官』アラキバが『神の呪』アルマロスことシヴァにぶっ飛ばされたり、『神の明』メタトロンが『神の光』シャムシエルのアヴァドンを怒らせて、庇って入った双子の兄、『神の筆』サンダルフォンもろとも失明させられていた位なので割愛させて頂いても問題無いだろう。
油断無く、白銀に輝くカギ棒を構えたコユキは言う。
「んでどういう了見よアンタ、人間を滅ぼすなんて!」
「コタエロッ! 『カミノスクイ』! バッカ!」
『神の壁』ダミエルことパズスの鎖にがんじがらめにされたままで、『神の救』シェムハザは慌てて答える。
「違う違うっ、人間を滅ぼすんじゃなくて、一部の人間を早く始末しないと、結果、人類全体が滅んでしまう、そう言っているじゃないか、さっきからぁー」
「ふんっ! 人間を始末? そもそも言い草が怪しいじゃないのよっ! どう思う善悪ぅ?」
「そうでござるな、大方、自分達の信徒だけを残して後は皆殺しとかそーゆー類の戯言でござるよ、きっと! どうする? この機会に殺しておこうか? 魔核ごと粉砕しておけば簡単には復活出来ないでござろ?」
「ヤロウヤロウ! コロソー♪」
「ふむ、そうだね」
「だからーっ! 違うって言ってるだろーっ! ちょっとは話聞けよっこのデブっ!」
「むっ? 誰の事? アタシだったら見ての通りガリガリなんだけど?」
この頃、人生で初めて体重が微減して調子に乗っていたデブに『神の強』アザゼルのアジ・ダハーカが声を掛ける。
「じゃあ、コユキ様殺しておきますね♪ こいつ等相変わらずタメ口で生意気ですんで♪」
『神の癒』ダネルのラマシュトゥも怒り心頭の様子で同意する。
「本当ですわ! 全く誰に対してそんな不敬な口をっ! ガープちゃん、風邪よ風邪っ!」
『あいよっ! 『ガープハゲフラッーシュッ』!』
「眩っ! ケホッケホッ、か、体がだるい…… それに悪寒が…… ゲーホッ! ゴホンッゴホゴホゴホッ!」
「いい気味だわケラケラケラ! んで少しは自分達が置かれている立場を理解出来たのかしら、どう?」
「グホンッ! グホッグホッ! グェーホッ! オエェーッ! ガホッガホッガホッ! オオエェェーッ!」
「何よ、コレじゃ話も何も有ったもんじゃないわね! 仕方ない、ラマシュトゥちゃん治してあげなさい」
「はいですわ♪」
…………改めて感じる、酷いなコリャ。
まあ、ガチモンの悪魔を相手にしていたのだから仕方が無い部分も有るのだろうが、久しぶりに目の当たりにすると大変暴力的で強引さを感じてしまう。
シェムハザをはじめとするグリゴリ達、見張りの天使も同様に思ったのだろう。
治療を受けた後は、打って変わって素直で従順な態度で応答していた。
因みにラマシュトゥの治療は『弱体治癒』だったらしく、痩せこけた体を寄せ合ってプルプル震え続ける姿は弱々しく、とてもじゃないがアルマゲドンに雄々しく滅びのラッパを吹き鳴らせる様には見受けられなかった。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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