【2234話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2234.復活の日
見上げ続けていたギレスラとペトラは取り敢えず返す。
『大丈夫~?』
『何か見つけたのだなぁ~?』
お猿は叫び返す。
「イエス! アイファウンドイッツ!」
『何だろ? ギレスラお兄ちゃん?』
『さて? おーいぃ! 何を見つけたのだぁ~?』
「It has finally been revived!」
『何言ってんの、あの猿?』
『ああ、判らん、が、リバイブ? とかほざいているのだからな、どうやら誰かが復活したのでは無いだろうか?』
『あーなるほどーっっつ! ぎ、ギレスラお兄ちゃんっ! そ、それってぇっ!』
『む? …………はっ! ま、まさかっ?』
『そうよっ! 他に考えられないじゃないっ!』
『し、しすさん、……か?』
『イグザクトリーっ!』
『ユナイトオゥっ!』
『コンバインっ!』
ガシッ! ドドドドッ! ドーンっ! ガッシャーンっ! ガラガラガラガラ――――
「おっと」
掛け声以外はピッタリの呼吸で瓦礫を吹き飛ばしながら発進したギレスラとペトラ。
凄まじい破壊力に崩れ落ちる城門からエンペラの背に素早く飛び移るペジオ。
ハンペラは崩落する瓦礫の間を器用に縫って移動中、流石はお猿、身の軽さは大したものだ。
あれよあれよという間に隣接した城壁に辿り着いた坊主頭のおっさんっぽい、実はおしゃれなバズカットのウータンは壁外に向けて更なる目を凝らす。
何の効果があるのかは全く不明だが両手を筒状に丸めて眼球の前方に置き覗き込んだりしている、何かの特殊スキルの類だろうか? きっとそうなのだろう。
謎多きハンペラが見つめる先、神殿から真っ直ぐ飛び出した平野の真ん中辺りには、かなりの距離を一気に駆け抜けた合体兄妹の姿があった。
何故かキョロキョロと周囲を眺め回している様だ。
カタパルト台役の妹が溢す。
『いないわね、しすさん』
ミサイル的な鉄砲玉兄が首を傾げながら返す。
『ああ、それにモンスター共まで消えているのはどうした訳なのだ?』
ギレスラの言葉の通り、神殿に避難したタイミングまではギュウギュウ過密状態、ハイシーズンの清水寺周辺ばりに混雑していた魔物達がすっかり消え失せていたのである。
無論、知性に欠けるモンスターが踏み荒らした大地は荒れ捲りだし振り返ったペトラの目には城門付近で爆発に巻き込まれたらしい色んな部品がスプラッてはいる。
聴覚に秀でたギレスラの耳にも正体不明の地響きなんかも届いている、いと世紀末風味であった。
『判らないわね…… 聞いてみましょうか?』
『聞くって誰になのだ?』
『ん』
『おっ!』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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