【2159話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2159.ペニンシュラ
なるほど、どうやら一行はムラヴィヨフ=アムール半島とはウッスリスキー湾を挟んだ東隣り、皆さんの時代で言うナホトカの辺りをウロウロしていたらしい。
日本で置き換えればマグロを食べに三浦を目指し、館山辺りで迷い続ける感じだろうか。
しかしこの場合は大して問題では無い、何故なら館山にも美味しさ抜群の海鮮料理が存在するからだ。
満足感としては充分補完される事だろう。
しかしこいつ等には別の話だ。
荒れ果てたナホトカには生物研究所も日本に繋がるクラックも、勿論、しすさんの転職先だってありはしないのである。
一番まとも、もとい、唯一の常識を弁えたキャラ、レオニードは高らかに言う。
『それで何往復してもウラジオストクに着かなかったのか…… けれどこれで目指すべき場所の位置は大体、ザックリ、凡そで何と無く判ったぞ! まずは海岸沿いに北上してそれから南下すれば絶対に着く! 急ごうペトラちゃん、ギレスラ君』
なんか迷路で片手を壁につけて歩くとかの感じだよな……
迷いはしないが効率的には無駄が多くて時間ばっかり掛かる奴じゃん、ソレ。
更に楽しさっつーかワクワク感は一気にゼロ、仕事感やらされてる感を加味すればマイナスだからな……
まあ地理感が皆無なんだから仕方が無い、許容範囲だ。
寧ろ無知による最大の悲劇は別なのだ。
どいつもこいつも方向とか半島違いとかばっかり気にしているが、何気に流したパダンパの飛翔距離…… つまりウッスリスキー湾を越える為には最低でも二十キロは飛ばなければならない、場所によっては五十キロ以上だ、この事実なのである。
これは野ウサギペジオの一撃が如何に規格外だったかを表している、のでは無かろうか?
まあ本気のガト(おっさん)怒り心頭の肘打ち、プラス魔王タロース渾身の破壊光線と良い感じでのコラボが乗算されている事を加味してもだ、結構重た目なパダンパをこっち側まで飛ばす事はかなり至難なのだ。
第一、肢には凶悪なクズリまで噛み付いている状態、つまりアンカー的な役目も果たしている負荷アリでの事なのだ、ペジオ恐るべし……
あっ、もしかしたら下半身とか食い千切ってあったから軽かったとかかな? ウルバリンの牙は鋭いからあるかもな…… いや、だとしてもまだまだ重いよな、如何に存在が軽くてもパダンパも一応タイゴンだし魔獣だしな。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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