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【2088話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~

2088.ミラクル

「♪しすさーんカムバーック~♪ カムバーックしーすーさーん~♪ ルルルルル~しーすーさーん――――」

『ルルルはラララ、のが良いのだ』

「なっ、なるほどっ!」

 何がだよ。

「そもそもよ? ダーリンってラマスがキープしてるんじゃない? 勝手にどっか行くとかそーゆー自由意志? 持つ事自体おかしーんじゃない? ねっ? 誰かにキープされる…… 言わばモノでしょ? モノ! 所有者はラマスっ! 単なる所有物でも生きてるから望みや思い位はあるわよね? それは理解出来るけど…… 表に出すなよっ! テメーだろうがっ! こっちの指示が無い限りボーっと生きる屍っぽく――――」

 うあぁ……

『アタシが寝ている間に逐電したみたいだから運だけは良かったみたいだけど…… 次はこう上手く行くと思わない事ね…… 今度は殺すっ! ボアラミングでグシャグシャのメシャメシャだわさ…… クフフフ滾る、滾っているわ…… まだよ、まだその時では無いわ、クフフフフ、クァーハハハハァッ! くだんの悪魔めに邂逅せしがその時を楽しみに――――』

 もうちょっと、思いっ切りっ飛ばしましょうねー。

「えっと…… じゃあ八番の歌詞はぁ、そのままで良いんですか?」

『うむ、問題は十一番の『世界が認める匠の御業』の部分ではないかな? イマイチ聞き手から乖離かいりしている気がするのだが?』

 これ誰用なんだよ? 主旨変わって来ちゃってるじゃん。

「ですよね…… では『世界を救う至高の奇跡』のがしっくりきますね! 早速、差し替えしておきます」

『うむ、それが良いのだ』

「ははっ!」

「御意のままにっ!」

 何なんだよ…… まあ賛美歌の完成度は上がったらしいな。

「じゃあダーリンが行った日本への入り口は閉ざされたまま…… ドスケベでスベタな淫乱な売女のガトがもう一つの入り口があるウラジオストクに向かった、って事なのね? ふーん、どうせ又ダーリンに近付いて安っぽい誘惑でも仕掛けるつもりなのよね? ふんっ! 吐き気がするわっ!」

『そっか…… しすさん程のプロ中のプロ、職人が憧れて止まぬマエストロがむざむざ職を追われる筈が無いわよね…… なんて言ったかしら? シスリーチ? そうっ! 昔、確かそんな名称のスカウトサービスがあった筈だわっ! キャリアを活かしているに違い無いわっ! だとしたら転職先は同業に搾られるわね……』

 お? ま、まさか?

『では完成した曲を世界に知らしめてやるのだ! グラムランドとその配下共に拡散させればあっと言う間に大ヒット間違いなしなのだっ!』

「おおっ!」

「コイツは忙しくなるぜ、ミロン!」

「あ、ああっ!」

「絶対に許さないわっ! はラマスのなんだからっ!」

『ふふん、再スカウトと洒落込むしかないらしいわね……』

 お? おおおおお?

『「『いざっ! ウラジオストクへっ!』」』

 奇跡じゃん……

 さて観察の主人公不在と動画中毒の暗黒は晴れるのかな?



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

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