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【1949話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~

1949.真実の解明

盛り上がる会話、そう、言葉を尽くし心を開いて語り合えば大概の事は解決できる、先進的だ。

 惜しむらくはこの場に賢そうなメンバーが不在な事だろう。
 ペトラは夢の中、長老キトラは昔馴染みらしいバッタのテューポーンと共に草叢辺りでコソコソしている、つまりちょっと抜けた竜王の里メンバーとレイブ、ギレスラ…… スリーマンセルの賢くない方しかいないのである。

 車座の一同はレイブ達が持ち込んだ非常食を食べながらランチミーティングの最中で、図体がデカ過ぎるグラムランドは食べる訳にもいかないらしく、時折長い首を伸ばしては温泉のお湯とか飲んでいる様だ、ちょっと可哀想でもある。

 そんなアットホームな会議の間、ちょくちょく、いや結構頻繁に白熱しているのが旅の核心、ハタンガ遠征の是非についてであった。

 レイブはペトラが大事にしているどんぐりを齧りながら言う、後で殴られないか心配だ。

「でもドラゴンで赤って結構珍しいんじゃね」

『うむ、その通りだ』

『まあゆっくり探すしかないのだ、んで聞くのであろ? 力が欲しいか、って奴』

『そうなるであろうな』

「それで? 何でハタンガを攻めるって話になるんだよ?」

『いやだから――――』

『判った、戦争の口実なのだっ! 血に飢えたドラゴンの暴挙に違いないのだっ!』

「我欲だなっ!」

『違うって言ってんじゃねーかっ! ふぅ~、ほれ、あっち、ハタンガにいるのだろう? 依り代になれそうな赤い邪竜が、我々の物見も確認しておるのだ』

「ジグエラ、か?」

『むうぅ……』

『最初にそれを余に告げたアペプも他ならぬハタンガの副王、物見の報告も同様となれば疑う必要も無い、そう判断したのだが…… まさか『魅了チャーム』で操られてもいたとはな…… 余としたことが、迂闊であった…… ふふふ』

 なるほど……

 副王と物見の報せ、その共通した内容がハタンガで邪竜化しているジグエラで、溢れ出した魔力で復活しそうなヒュドラがそんな物に憑依したら一大事だと…… キトラと竜王の里、両者の危惧が一致した結果、くだんの魔獣、及びその守護者、バストロ師匠を除こうとしたと…… 誰だ、VS地球なんて適当言い出しやがった奴は! ああ、メルルメノクだったか? じゃあ仕方無いな、邪竜になりかけ、しかもこの里出身者だったな、さもありなん……



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

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