【1859話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1859.科学的な話
しかし、応援か、なるほどな。
皆さんの時代にも応援の根拠は科学的にも認められていた筈だ。
アスリートにやる気と陽転思考を与えモチベ爆アゲウェーイ! で、一説には二、三割のパフォーマンスアップが期待出来るとか何とか? ほら、ジョックロックとか! 勿論、芸人じゃなくて野球の方だ。
気のせいじゃないの?
残念でした、応援の力、コレ、ありまーすっ!
おいっ、観察者よ、そーゆーからには科学的に証明出来るんだよなっ?
残念、皆さんの科学? うん、未成熟な知識やモノサシでは、無理でぇーすっ!
皆様ご自慢の科学、ですか? アレ殆ど何も判っていないのです。
何でガラスが結晶構造じゃあ無いのか、炭酸カルシウムが記憶を持つのはどーゆー理屈? 不思議だなー、ねっ不思議だね♪ これが、皆さんの言う所の最先端科学なのである。
答えてしまえば、ガラスは慎重派、なのだ。
結晶化するのも溶け出して流れるのも、皆さんが考える時間軸では短過ぎる、つまり決めかねている状態なのである。
え? 俺のスマホ、堅いんだけど?
アァシんちの窓も安定してるんだけど、キャハッ♪
でもそれ液体なんだよ? ってか結晶前、決めかねている状態を何と無く使っているだけなんですよ?
確かに堅いんだけど、それ個体とか言っちゃうと人混み、花火大会の行き帰りとかで、
「アタシは今、大いなる存在! 巨人として覚醒したっ! もうここにいる人間は一つの存在だっ!」
とか叫び出しちゃう、いと危な気な感じになってしまう…… お大事に、とか嫌でしょう?
ガラスはこの、
「ヒト多過ぎぃ!」
状態なだけ、固まってもいないし溶け出してもいないだけ、なのだ。
満員電車でいつも隣り辺りにいる彼女、エレベーターでおしくらまんじゅうを共有している素敵な紳士、
「良しっ! アレが運命の人、結婚しようっ!」
痛てててっ! ストーカーの誕生でしょ? しかも妄想癖強め、である。
くっ付いててもギュウギュウでもね、ソレ、アンタんのじゃ無いからっ!
偶然近くにいただけで運命の相手とかでは無い、絶対っ!
ちょろい諸兄や諸姉と違い、多少の接触で揺らいだりしない我慢強さと分別がガラスにはある。
身動ぎ出来ない程密着した状態でも、簡単に結合したり身を許したり、ましてや結婚しちゃったりしないのがガラス、ケイ酸塩さんの矜持なのだ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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