【2024話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2024.検証 ②
『中身無し、って事はミロブロも駄目よね…… んーじゃあ仕方無い! レオ兄さんっ! そこのデカイの連れてこっちに来て頂戴っ! 後、ハンペラとシュカーラもっ! 急いでっ、もう尻に火が着いているんだからっ!』
『ぺ、ペトラっ! レイブは泣いているだけじゃなくて尻が燃えてもいるのかっ!』
言い回しだよ、本当に馬鹿だな…… まあ、ギレスラの場合そこも個性かな?
ペトラは軽く微笑んだだけでニーズヘッグ兄さんを放置してさっさと手配を始める。
『まずはレオ兄さんからよ! 鏡面に触って、ってか内部に侵入するぞっ、そんな強固な意志を持って飛び込んで頂戴っ!』
何かガトの時と違くないか? ニュアンス。
当然レオニードは狼狽し捲りだ。
『ちょっ、死ねと? 何、新しい趣味とか? そーゆーの良く無いよ? 結果的にペトラちゃんの魂、とかそんな感じ的に、さ』
確かに汚れ果てそうだもんな。
『違っうわよ! 魔核無しのあんた等なら大丈夫かどうか確かめたいだけなのよっ! 万が一、攻撃されたらアタシが守ってあげるんだし心配要らないでしょっ!』
なるほど、そりゃそうか。
『ん…… 万が一の場合って本当に助けてくれるんだよね? 本当に?』
『っ! ……ふふん、さーて、どーかしらねー♪』
『うああわあっ! 絶対ヤダ! 見殺す気満々じゃんっ!』
遊び始めやがった、さっさと進めてくれよ、全くぅっ……
まあしかし、ペトラが多少弛緩するのも頷けなくもない。
理由は彼女自身も言っていた通り、レオニードとグラムランドには悪魔が取り憑いていないからである。
つまり悪魔の本体である魔核が無い、まあ魔獣レベルの魔石なんかはあるのかも知れないが、それでもバアル式オートロック機構搭載型クラックのセンサーは遠隔だ、強大な悪魔の魔核が発する魔力とそこらの血に飢えた獣由来の魔石からチョロチョロ出るしょっぼい貧弱で惨めな魔力? マナのが合っているかな? 両者に対して同じ反応を返すとは考え難いからだ。
皆さんの時代で置き換えれば、あの闘魂が行った注入儀式が正に的を射ている。
幾ら参加者が望もうとも頂ける気合は平手がせいぜいだろう、しかしこれが格闘家、とりわけプロレスラーが相手だった場合、彼は迷わず延髄斬りを叩き込む事だろう、不意打ちで。
それだけで無く、倒れ込む相手に対して追撃のグランドコブラ、若しくはボーアンドアロー、最低でもリバースインディアンデスロック位はお見舞いする筈である、何故なら彼は燃える闘魂、だからだ。
そしてこのバアル式オート…… しすさんを設置した『聖女と愉快な仲間たち』は独りよがりではあるが彼から闘魂を伝承せし者、なのだ。
格下相手にフルボッコ、そんな事は決してしないだろう。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡