【1919話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
1919.模索と独りよがり
称号通り、何の役にも立たないだろうレイブは引き続き放置、まともなメンバーで頭を捻らねばならない、仕方が無い。
『竜王様が怒ったら手がつけられない、我々の認識では決して大袈裟ではなくそのままの意味だ…… 取り敢えず謝るのは当然としてぇ…… こいつらはなぁ……』
言いながらヴァミスが振り返る竜の群れ、どうやらふくらはぎの辺りが限界らしく、揃ってプルプルからガックンガックンにムーブチェンジを果たしている、そろそろ限界突破サバイヴァーに至っている様だ。
『こういった場合、つまり竜王が指示出来ない緊急時の命令系統とか無いのか? 普通、準備してある物なのだ』
ギレスラもまともだ、良かった。
今度はレオニードが返す。
『その為の存在が四天王、つまり次期竜王候補の四匹なんだけどさ、ほら今いないじゃん?』
『あーなるほど、あの白いのも言ってたわね、確かメルルメノクだっけ? 四天王筆頭なのよね?』
『うん、強さは兎も角人気があったからね事務長…… アレがもう少し強かったらこんな事態にはなっていなかったんだけどさぁ』
『あっ! 親父っ! 事務長って神様の依り代になって強くなったんだってよっ! そっすよね? 叔母さんっ!』
『マジで?』
『まあマジね…… 残念ながら西の果て、ハタンガより遥か彼方の空の下、なのよね……』
『確かに、っすね……』
『う、うーん』
「頑張れ!」
『神様って?』
『えっと何だったかぁ? 何でしたっすかね?』
『えっとね…… 何だっけギレスラお兄ちゃん?』
『確かピュートーンとか言うドラゴン、アスタさんの家族だった筈なのだ』
『あーそうそうっ! テューポーンさんの乳母さんでもあるのよね?』
『ジジジー♪』
『うううーん、う、うううぅ』
「おぉっ! ほらほら、元気出してっ!」
『ほう、それは』
『強そうっすよね?』
『確かになぁ』
『あの事務長がなぁ』
『ううううーん……』
「しっかりっ! 目を覚ましてっ!」
懐かしいメルルメノクの話に興が乗る中、レイブ一人が何やら呻き声に話し掛けている様だ。
何気なく馬鹿な兄に目を向けたペトラはタメ無しで顔面から突撃した。
「グハッ! な、何をするんだよペトラ! 不意打ちでこんな…… もう何がなんだか、痛てて」
レイブは持ち前の丈夫さで何とか平気な様だ、しかし体は思いっきりぶっ飛ばされていた。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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