【2122話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2122.スペシャル
「お、おいブロル! これってユイ様の……」
「あ、ああ、金属板の慈愛の雨、『再生雨』と同じ、だな……」
ご明察! これが専門家の言だ、無駄が無くて素晴らしい!
少し具体的にご説明を補足しておこう。
ラマシュトゥの呟きと共に、淡いピンクのオーラが雨の様に降り注ぎ、周辺一体へと満たされ、その滴を浴びたエバンガとペトラは見る間も無く本来の大きさ、巨大な獣奴らしい姿へと戻って行く、カメムシはそもそもとばっちりだからそのままだ、残念。
しかし、このエフェクト及び効果は紛う事無き生命の大精霊、妖精女王で別名タイターニャであるラマシュトゥだけが持つ単独スキル、『再生雨』に他ならない。
実の所、改癒とか言われているラマシュトゥだが、そのスキルで最も特筆すべきは強靭化や弱体化、それに生まれつきのフィジカルの強さや負けん気では無く、この『再生雨』にこそその真髄があるのだ、そう断言するむきも結構多いのである。※無論、中々出会えない神々とか悪魔とか界隈での話です
別の表現をするならば『強靱治癒は進化の先送り、対する『弱体治癒』は退化に当たる、『再生雨』は文字通りの再生、DNAとRNAの情報から元通りの状態を作り直す、判り易い概念で言えばセルフクローン的な禁忌っぽくもモロやっちゃいけない系なスキルだったりするのだ。
因みにだがこの規格外さはラマシュトゥだけの物では無い。
スプラタ・マンユの七柱、及び末の妹アルテミスまで同等のスキルを有しているのである。
オルクスは無から物質を無限に作り出し、モラクスは周囲の生物から魔力を抽出して自分の武器に変える。
パズスは組成の集束に特化して自分とバリアの強化に利用するし、アジ・ダハーカに至っては後先考えずに自分自身のクローンを量産する始末。
アヴァドンは物質から中性子を取り出してぶっ放すしアルテミスも蝿だの糞だの毒虫だのばっかり増やして身近に群がらせている、つまり汚ギャルだ。
ラマシュトゥも含めてどいつもこいつも自分勝手で独善的、他人の命とか周りの苦労とか、ましてや環境破壊だとか放射能汚染だとか半減期だとか知ったこっちゃぁない無茶苦茶ぶり……
どうしようもない兄妹弟、まあ悪魔なのだから? それにしても救い様が無い無秩序一家なのである。
それもこれも元を糾せば親が悪いのだ、つまりルキフェルの大馬鹿のせいだ、つまり遺伝的におかしいのだ、もうサイコパス家族とか呼んでも差し支えないだろう、うん、呼ぼう。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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