【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1557.退かぬ媚びぬ省みぬ
「ねえねえレイブ、あの石なんだけどさ、やっぱりそこらに捨てる訳にはいかないじゃない? どうしよっか?」
「あ? あんなもんさっさと捨てちまえよ、痛かったし、ちきしょうっ」
『でも叔父さん、あれ危険かもしれないっすよ、良いんすか? 不法投棄、環境破壊とか?』
なるほどね。
「あー? 危険ってか? だから捨てるんじゃねーかよ! 後の事なんか知ったこっちゃねーしっ!」
どこの発展途上国なんだよ、自分勝手の極み、まあどこも昔来た道だけどな。
「アァシもう戻って良い? 飽きてきちゃったしぃ」
「もうチョイ待ってろよ、折角先頭まで来たんだからさっ、柔らかさ抜群なソフトジャーキーでも貰ってから帰ろうぜ、ペトラに言えば分けてくれるからさっ」
「そう? んじゃもうちっとだけ待つのもアリだぬ」
「だろ、ハハハ」
この下らないやり取りにはガトとパダンパが目を剥き出して返す。
『お、叔父さんだったんっすかっ! 渇き掛けの干し肉がやけに減るなぁ、おかしいな? とは思っていたんすよ!』
「もうっ、アンタに心服してるダソス・ダロスが『鳥じゃないか?』とか、やけに頑固に言い張るなぁとは思っていたけどまさかアンタが犯人だったとはねぇっ! あれよアレ! 盗人捕まえてみれば息子かな、って心境だわっ! もうっ、がっかりだわ、がっかりっ!」
『いや、鳥はそんなに卑しい事はあんまり――――』
「息子? っざっけんなよ! んじゃお前が俺の母親? あー父親か! んならまだ判るかー、お父ちゃん、お肉頂戴ーってか? はははのはー」
「キイィーッ、黙って聞いてりゃ減らず口ばっかりぃーっ!」
「へっへーん、ぷっぷくぷーだ! ヘラヘラヘラ~!」
「き、キイィーッ!」
自由な論戦ここに極まれりって所かな? やはり話し合いにおいてはある程度のルールやマナー、エチカは必要不可欠だったようだな……
意味不明で他人をムカつかせる効果しかない発言に終始しているレイブに対して、まだまともな面々が嗜めようと試みる、ナイス大人っ。
「師匠ー、話が進まないじゃないですかー、それにガトさんにも謝りましょうよー、非があるのはこっち、と言うか師匠なんですからー」
判る。
「アァシ達も盗んだ物だなんて知らなかったしぃ、突然レイブ先生が持ってきて『お前等も食えっ、全員一口で良いから口にしろっ』とかってさぁ、あれだよね、共犯作り? ってヤツじゃんねー!」
間違いなく。
「ほらレイブっ! 皆も言ってんじゃないのよっ!」
『叔父さん…… ちっと恥じいっすよ……』
ほれ、どうすんだレイブよ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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