【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1662.ペナルティ
バアル謹製のルールを破った信徒は、漏れなく辛く苦しく終わる事の無い永劫の時を過ごす事になる。
これが割と優れ物、微に入り細を穿つ感じの繊細な嫌がらせに満ちている、流石はヘルヘイムに君臨する魔神様のなさる事だ。
長過ぎる人生を本人が一番嫌がる環境で永遠に悔い改める仕組みになっている、しかも『魂の牧童』さんは罰の為にはその他(あくまでもバアルから見て)の命を容易に道具として使い潰してくれる。
今回のカーミラ、彼女の場合はシンプルに食の呪いと好悪の感情に基づく対人関係の制約である。
具体的には、呪いの部分は禁忌を犯した切欠、最初に口にした物だけしか食べられないといった単純明快なもので、今回は血液である。
彼女は未来永劫、何千年も何万年も理論的には人類が死に絶えた後でも何らかの生き物の生き血だけを啜って暮らす事になったのだ、人によるかも知れないが軽く無い鬱案件なのでは無いだろうか。
対人関係の方はもっと露骨に嫌な感じだ。
彼女の場合は好感情を抱く相手を弱らせる、近くにいるだけで相手が弱って死ぬのである。
皆さんにも共有して頂いたカーミラに好かれたぺトラの消耗具合、アレである。
彼女は自分自身が大切や好き、もっと微弱な感情でも『好』と思った瞬間に目の前で相手が苦しみ出してしまうのだ。
無論、本人も自覚した上での話しだ……
これは中々、いや、結構辛いだろう。
自分がいるせいで好きな相手が苦しんでいる、まあ良いか! アタシは楽しいしっ! んな奴はモノホンなサイコパス野郎ぐらいな物だろう。
辛い呪いなのだ。
いや待てよ観察者よっ! カーミラの周りには仲間っぽい猫ちゃんが沢山いたじゃねーか! テキトーこいてんじゃねっぞ! この嘘吐きめがっ!
確かに…… 猫っぽい奴等はいたよね、モフモフの……
アレ等はバアルの嫌がらせシステムで言う所のバッドサイド、所謂嫌いな物リストの方のメンバーなのだ、ズバリ言ってしまえばあの猫のリーダーは、最近ご紹介したパン屋のコスタチだし横にいたのはレンガ好きのドリルと門番のギアニとガラベだったりする、ありがたいことです。
つまり、彼女の近くで普通に過ごせる生き物は彼女が嫌いだと思った生物だけなのだ。
無論、生き血を啜れる相手も大っ嫌いだと感じている対象だけ…… しかも飲まれた相手は心から心服して自分に付き従っちゃうおまけ付き、忠臣イコール吐き気×エターナルのフルコンボなのである。
当然、当事者は辛い!
時には酔ったりして周囲に自分が置かれた地獄を語ったりするだろう、切欠になったサルモクシス様への裏切りに対する悔恨の言葉と共に……
至高にして唯一、究極の叡智と絶対的な強者、敬愛して止まぬ兄、ルキフェルに対して弟バアルが苦心して編み出した信仰システム、名付けて、僕(妾)が考えた一番良い方法、それがこの胸糞ロジックなのである。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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