【1822話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1822.終焉、いや終劇
常であれば、ここから文句タラタラになる詐欺被害者、獣人達に対して逆ギレして来た立ち上げメンバーは戸惑いを隠せなかった、レオニードの遠慮気味な反応、それはこの一座結成依頼初めての物だったからに他ならない。
『え、どうすれば良いの? このまま怒り続けても?』
『何かそれ程怒っていないのだが…… 座長、いやレイブっ! どうすれば良いのだ?』
ミロブロも続く。
「ペトラさん、ギレスラさんも、取り敢えず台本通りに続けましょうよ、ねっ?」
「いや、でも次は怒り狂ったお二人が魔力を無理やり流し込んじゃう件だろ? 温度的におかしく無いか? レオニードさん涙ぐんでるじゃないかっ!」
バッタの声が一際高く発せられる。
『ジージジジッ! ギッギギギィッ! ジージジーッ!』
なるほど、全く判らん。
只、硬質な両の瞳が真っ直ぐ見つめているのが座長、いやレイブである事だけは私にも判ったぞ。
一座の面々はいつの間にかバッタ語を習得したのか、揃ってレイブの去就を凝視している、凄いなコイツ等。
視線を集めたレイブは口の先だけ動かして返す、メンバーを見回す様な事はしない、ってか出来無い、何故なら石化で固まったままだからである。
「あー、まあ良いかー、皆お疲れ様っ! 今日はこんな感じで終りにしようぜっ!」
「「ははっ!」」
『ジージー』
『レイブッ! 脚本のアップデートはどうするのだっ! 万が一、再びレオニード兄さん的な奴が相手だった場合完成度に瑕疵を負ったままになるのでは無いか?』
「あー、そうだなー、んじゃペトラ、又時間をみて直しといてくれよ、ほらAパターンとBパターンの中間位の奴、大丈夫だよな?」
『了解! マッチさん達みたいに素直に喜んだ場合とハンペラちゃん達みたいに食って掛かってくる場合の間、って事よね…… ちょっと時間が掛かるかも知れないけどやってみるわっ! えーっと…… 悲しむ、ううん、傷付いた、って感じだったわよねぇ…… うーん……』
なるほど、新たな反応を返されればすぐそこに留意した展開を作り出す事に躊躇が無い、この劇団は伸びるぞ、まあ、どこに向かってかは皆目見当が付かないのだが……
「んじゃ一旦普通に戻るか! ほいっ、グルグルっと!」
『グガァッ! グルグルグル』
『グルグルグル、良しっと♪』
相変わらず魔力に対して気楽な接遇、敢えて表現するならば同居親族や幼馴染との再会レベルで簡単至極にグルるスリーマンセルは瞬時に元々の姿に戻る、まあ、そりゃそうだろう、なにせ慣れてるんだからな。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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