【2044話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2044.おたから
適当に言っている内に自分も心配になったのか、ちょっとモジモジしているガトの横からペトラが馬鹿共に告げる、淡々とした冷静な声音だ、頼もしい。
『ちょっと皆、その伝説って普通の人間だって対象なんでしょ? だったら魔核な訳ないじゃないの、そもそも一般人は持っていないんだから』
グウ正論。
『そうか、ホッとしたのだ♪ だがペトラ、そーなると一体なんなのであろうな、尻こだまって? やはりオデキか?』
ギレスラの言葉にペトラは表情を変えないままで返す。
『多分、陰嚢、つまりタマキンだと思うわ、男性の象徴、それを肛門側から引き抜かれる、ううん、力尽くで引き千切られるんだと思う』
『なっ?』
「ひえぇっ!」
「うあぁ……」
『ちょっ! マジっすか?』
『ジ!』
『惨いのう』
男性陣は揃って身震いしているが女性陣は対称的に気楽そうだ。
「なるほど、敗者には去勢的な仕打ちを、って事か」
「でもだったら連敗しなければモーマンタイなんね」
「ん? 何でよハンペラちゃん?」
「二つあるんしょ? なら残機二じゃね? んで一回負けても次勝てば相手から取れるんなら大丈夫そ、みほ?」
「あっ、そっか!」
そっかじゃねーし判らない、ノットみほだよ…… 見かねた賢いお豚様が教えてくれる、優しい。
『ハンペラもガトちゃんもね、そんな簡単なモノじゃ無いのよ、タマキンって…… あのね、そもそも急所なのよ? それに引き千切る時に直腸や前立腺だって破壊されるだろうし、精菅や尿道球線だって一たまりも無いんだから…… 死ぬか、良くてのた打ち回るか狂うか、それ位のダメージはある筈よ?』
「キャパい! ギャングロっ!」
「た、確かにエグいわね」
『ま、レイブお兄ちゃんだったら又生えるかもだけどっ』
「え、そうなん? トカゲの尻尾みたいなん?」
ハンペラはギレスラの尻尾をツンツンしている、失礼な猿だ。
「流石はレイブね、安心したわ」
『ヘヘン♪』
それ嘘だからな…… まあ、魔神の回復力でワンチャン? あるかもしれないけど……
だがしかし、腑抜けか…… 確かにフヌケは卑怯者や意気地なし、所謂、男らしくないや潔くない様子を指す表現である、そうなると腑はやっぱりそーゆー? フグリとかも言うもんな、タマキン……
うん、まあ良かろう! 尻こだまの玉ちゃんはタマキンの意で行こうじゃないかっ! 暫定的に!
さて、タマキンを狙う河童共、スケベな物の怪に囲まれたレイブの運命や如何にっ!
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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