【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1558.ナイト・ヘロン
「うっせーなー! 俺がパクったなんてお前等の想像、物証も何も無い憶測と精々、証拠能力に欠ける状況判断に過ぎねーじゃねーかよ! 盗ったのは鳥だよ鳥、そう思っとけよ、うっせー」
『いやだから鳥はあんまりそーゆー事はしないのだがぁ……』
「あっ? 何言ってんだよ? 穀類でも果物でも肉でも魚でも草でも虫でも何から何まで干してりゃ盗む、啄ばむのが鳥じゃねーかよ! 違うってんのか、お前っ?」
『いやまあそう言われればそうかもですけど…… だからって鳥に全ての罪を被せて良いってゆーのは少し違うんじゃあ無いですかね?』
「ほぉう、お前中々言うじゃないか」
『これはどうも』
「んでお前誰だ? 起きたら皆と普通に話してたけど」
「「「『っ!』」」」
そう言や途中から一つ余計な発言があったな、うん、誰だ?
『これは、私とした事が申し遅れてしまいましたな、我が名はヘロン! 世界に君臨せし偉大なる王者、『メダカの王様』にお仕えする全ての鳥族を統べる者…… 王者の石の探し手、ナイト・ヘロンでございます』
一同の横にあった巨大な岩の頂点で叫んだのは巨大なゴイサギ、オーディエンスの皆様には五章ですっかりお馴染みになった鳥の王者、ナイト・ヘロンの雄姿であった。
歳のせいか毛色の青みはすっかり白っちゃけてしまっていたし、爛々と赤く輝いていた瞳も白内障っぽく濁っていた、全身の毛色も艶を失ってボロボロに見えるし、かつて自慢気だった長い嘴も途中で欠けたりなんかしていたが、兎に角、ナイト・ヘロンではあるらしい老鳥は自慢の胸肉を鳩の様に反らして言葉を続ける。
『この群れのリーダーはそなたか? それともそこの娘であろうか? 是非とも我が願いを聞き届けては貰えないだろうか?』
「えっ、アァシ?」
『いやそなたではなくあちらの娘、『偶像神』サタナキアと融合した娘の事だ』
「えっ!」
『ふふふ、それともリーダーはやはり兄の方、『氷炎の支配者』アスタロトの現し身の方なのかな?』
「何っ!」
レイブはガトと視線を交わし合った後、緊張した顔で先程投げ掛けた問いを繰り返したのである。
「お前、一体何者なんだ…… 俺達に何か用があるのか? 正直に答えろ」
レイブの周囲を包み込んだ紫のオーラ、ガトの周りのプラチナ色のオーラを見ながら、ナイト・ヘロンは硬い筈の嘴の付け根を歪ませて大きな声で嘶いた。
『クエェーッ! クェクェクエェーッ!』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
Copyright(C)2019-KEY-STU
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡