【2121話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2121.ディファレンス
リラックス状態のペトラの言葉は続く。
『んでどうしてエバンガと爺はちんちんかいてんの?』
ラマス即答。
「ラマス達が頑張っている間に入り口で遊んでいたの、その罰よ」
『え、崩してるけど、良いの?』
「は? マジで?」
瞬時にちんちん、正座を整えなおすバンビとカメムシ、過去と現在、それぞれラマシュトゥとの接し方には慣れている、学習済みらしい。
当のラマスは厳しい視線で一頻り見回すと一応納得したらしく、まだ少なくない残心を二匹に向けたままでペトラに向き直って言う。
「まあ良いのよ、エバンガっていつもこんな感じだし…… にしてもこの虫まで同じとは、ね…… 悪魔入りってやっぱり邪悪なのかなぁ?」
お前も入ってるんだけどな。
鈍くてその事実に気が付いていないだろう豚ったらあろう事か全悪魔入りへのフォローを始める、無知とは滑稽で哀れ、時に弛緩しがちな生涯の娯楽でもある、善き哉。
『長老は特別邪悪で極端に自分都合ばっかり優先のクズ野郎なのよ? 他の依り代は案外まともだったわよ? ネズミとか鳥とか水とか…… ロボット? は、どうだったかしら?』
「そうなんだ、ほら、こっちは変なのばっかりだったから…… ズィナミ学院長とかシパイ師匠とか特に」
お前もだがね。
『そっか、苦労したのね』
周囲が、だよな?
「まあね、ところでさっき被ってた箱、アレは?」
おお、棺桶な、あれオーディエンスの皆様には馴染みが無いかも知れないが、東欧や北欧では割と普通、標準型の棺なのだ、まあ吸血鬼ドラキュラの寝床のが判り易いかも知れないのだが、それが何か?
『運んでたら縮んじゃったからそのまま押してきたのよ! ほら、ヴァンパイア達が言ってた昼間の避難所、アレよ』
「ああ、アレね」
避難所? つまりドラキュラの寝床だよな? デカイけど……
「じゃあ治すわよ? んー、はっ! 『回復』!」
スキルの発動からして明らかに通常の回復とは一線を画しているよな? その証左かどうかは定かでは無いがそれまで後方で眺めていたカタボラが猛ダッシュで距離を取っている、なにやら恐ろしげだ。
これだけが違いではない、スキルのエフェクトも目に見えて異常である。
ペトラを始めとする獣奴やラマス、ミロンやブロルにステナ、コピーして行使するガトや、懐かしいヴノや獣人達が使った場合、発動者の色ごとのオーラが癒される患者を守る様に包み込む。
しかし、唸りながら発動したラマスの『回復』は明確に違ったのだ。
無論、クルン=ウラフ以外の獣奴、具体的に言えば竜王の里とかのチンピラ共が使う『治癒』みたいな紛い物とも全然違うっ! どう表現した物か…… おっ! 折り良くミロンとブロルが言葉を発したな! 聞いてみようっ! 何しろ一方の専門家の評価だ、聞いて損は無いだろうしな♪
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡