【1793話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1793.スキルの根源
簡単に言えば、ハタンガより西ではユイの『回復』とジローの『結界』、それらが多くの魔獣に無節操に複写され、効果や優劣などを増減させながら親から子へ、又は近くでフラフラしていた野獣なんかにも感染していった挙句、つまり粗製乱造の結果なのだ、そうレオニードは説明したのである。
『ふーん、言うじゃない…… 醸されたいのかしら?』
『いやっ! あくまでもこの辺りの一般的な仮説ですからね? 勿論、私、個人的には間違っていると思いますっ!』
『そう……』
『と、当然ですよっ! 決まってるじゃ無いですかぁっ!』
こんな不毛なやり取りも結構あった。
レイブやギレスラが必死に思い止まらせる事でバタバタしながらも聞き取り調査は進んだ。
ブーブー豚が五月蝿かったが、その他の面々が揃って口を噤んだのは話が核心に及んだ辺りである。
ギレスラがなんとか声を搾り出す。
『むむむ…… ではこっちの魔獣は神から直接与えられたスキルを使っている、そう言うのだな?』
『そうなります』(キッパリ)
『っす』
『ブーブー』
揺るがぬペトラは兎も角、この論にはレイブも大層興味を惹かれた様である、身を乗り出して親子に聞く。
「神様って事はやっぱ悪魔なんだよな?」
そこ?
『悪魔、まあそうも言いますけど我々は魔獣神と呼んでいますね』
あーアイツ等か。
「魔獣神?」
『聞いた事が無いのだ…… ペトラはどうだ?』
『ブーブーブッブッブー!』
…………聞けよ。
「まあなんだ、その魔獣神って神様のスキルを引き継いでいるんだよな? どんなのがあるんだ?」
『そうなのだ! それそれ、興味津々なのだ』
まあそう来るよな。
レオニードとパダンパは少し嬉しそうに答える、ま、こっちも妥当な反応だろう。
『治療系だと先程言った通り『治癒』ですね、後は遁術です』
『ほら叔父さんっ、俺の木遁とかっすよ!』
あのフラメンコか? だとしたら羨ましさゼロなんだがね。
「お、おう、あれか…… アレ、ね……」
『それだけなのか? 他は?』
『ブフフフ、ブーフッフッフッー! ケラケラケラ♪』
優しい叔父ズと正直な叔母さんだね。
何かを察したパダンパは黙り込み、レオニードはワンオペで話し続ける。
『そうですねー? 毒や電撃、火炎を吹く奴なんかもいますけど……』
「竜と被ってるんだな?」
『シュカーラっぽくもあるのだ』
それ多分だが大口の真神、口白のヤツだよね、んで木遁は兎も角として遁術はカルラだろ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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