【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1195.罰を下さい
レイブは視線をグルグル回して焦点が合わないままで吐露、いいや懺悔を始める。
「えっと、よ、汚れていた、って言うか…… 俺が汚しちゃったんです…… ゴブリンの汚物を片付ける時に、ゴミの山だと思ってしまって…… 直ぐに言い出せなくて済みませんでした、片付けて代わりの草を用意してからって思って…… いえ、済みません…… 面倒臭くてあそこに捨てて、自分の過失を隠そうと卑怯な手段を良しとしたんです、俺はっ! 太師匠っ! 愚かなレイブを叱って下さいっ! さあ、バストロ師匠がしてくれた様に血が出るまで折檻してくださいっ! どうぞっ!」
ふぅ、漸く正直に自分の非を認めたようだ。
端からそうしていれば色々な事が解決していただろうに…… 草置き場の掃除とか、代わりの草の補充とかね? 若者の事大主義にも困った物である。
全てを告白したレイブは、スッカリ素直な感じで四つん這いで下半身を露出して、グフトマの折檻を待っている、高く突き出されているのは鍛え抜かれた見事なプリッ尻である。
バストロの与えた折檻に複雑な別の意味を感じてしまうのは下種の勘ぐりであろうか? 心配だ……
「えっと…… そんな物を出されて一体どうしろと? まあ良いから立ちなさい、あ、ちゃんと隠す所は隠してな……」
「良いんですか?」
「良いも何も十九にもなって…… 誤魔化そうとしたのは良くない事だが反省して正直に告白したんだから…… それにその様子を見ると大分堪えた様じゃないか? これに懲りたら今後はもっと早く認めてしまう事だな…… 取り敢えず早く隠しなさい、恥ずかしい」
再三に渉る隠せの声に、レイブは立ち上がり襤褸で出来たズボンを引き上げるのであった。
半べそになりながら俯き気味で鼻を啜り上げつつ丁寧に腰紐を結ぶ姿は哀れそのものだ。
しかし、自らの失敗を恥じるあまりに足掛け二日に及ぶ誤魔化し工作を図ったくせに、脱いだズボンを引き上げる際に露になった男性器を隠そうとはしていない。
皆さんの時代の十九歳に比べるとどこか幼さが残っている事は間違いないだろう。
強いて言うならば自然的な先祖代々の生活様式を守っている部族に見られる純朴さ、みたいな物だろうか?
案外、余計な情報から遮断された生活の中ではこちらの方が自然なのかも知れないな…… 大変興味深い。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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