【2123話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2123.ドメスティック
そんな終末風味で我欲塗れなヒャッホウー一家にも救い、いや良心と呼べる最後の希望がいた…… 何を隠そう、あの、シヴァその存在なのであった。
彼は親譲りな中性子星の破壊の力を最も色濃く引き継ぎながらもそれを己自身の為に使う事はしなかった。
更に創造、ジェネシスのクリエイティブな能力すらも安易に武器化したり? 防具化? 眷属っすか? それ何? 美味しいの? 的にその誘惑を容易に弾き返して己の研鑽の為だけ、克己と自彊の為にのみ使い、そして至高へと登り詰めた唯一無二の絶対神となったのである。
彼程の逸材が何故あんな屑みたいな家族の中から産まれ得たのだろうか? 不肖私、観察者は以前、尊きシヴァ神に問い掛けた事がある。
強さと逞しさにどこか少年を思わせるはにかみをも混ぜ合わせて究極の美神は答えた。
『まあ反面教師かな? はははっ! でもあいつ等にだって良い所もあるんだぞ? 探せばきっと…… 多分な……』
私、観察者は思ったものだ、何と言う寛容さ、信じられぬ程の慈愛、ってか格好良いっ! 顔も綺麗っ!
その晩だったかも知れない…… 暫らくしたら身篭った、スカンダだ♪
…………おっと、話が少しだけ逸れてしまった様だ、陳謝する、でも大切な事だったから…… ※観察者は旦那を愛しています
兎に角、唯一にして最高の美の化身、シヴァ神の家族は凶悪無比の最低な神非神なのである。 ※観察者にとって舅、小舅ですから
特に最悪中の悪はラマシュトゥのスキル、あろう事かそれが今や復活してしまったのだ。 ※小姑に当たります
オーディエンスの皆さんにとって遥か未来の出来事とは言え、恐怖の大魔王家族、サイコパス一家の闇担当、自分は粗雑な癖にこっちの些細なうっかりにばかり気が付く嫌味な露出狂の大女が、である。 ※観察者個人の偏り過ぎた意見、若しくはトラウマによる妄執に過ぎません
薄汚い悪意を秘めた桃色の浅ましい雨は可愛らしかった瓜坊ちゃんを巨大で鼻息荒い漆黒の魔猪へと変貌させてしまった。 ※元通りの姿です
隣にいる凶暴そうな大鹿の化け物に至っては、瞳に浮かんだ狂気を隠そうともせず、小さく非力なカメムシさんの背を蹄で押さえ込みながら嘲る様な口調で言う。
『爺、やりたい様にやってくれたわね…… 誰の腸を食い破るって? もう一度言ってご覧なさいな』
『なんじゃぁ、は、離さんかぁ』
恐ろしい…… 壁の栓だった時には泣きじゃくりながら助けを求め、自身より強者の前では躊躇無くちんち、正座で媚びへつらい、デカくなればなったで小さな昆虫君にマウントとは…… 従う主に嫁がず後家が入っているだけでこーも下衆るとはね、驚いちゃうよ。
まあ、驚いたところで観察は一方通行、仕方がない成り行きを見守ろう。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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