【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1626.暗躍のサタン
ガトは自分の中にあるサタナキアの記憶にアクセスしながら話を続けた。
さて、こそこそとニブルヘイムを抜け出したサタナキアは地上に出た。
場所は皆さんの時代で言う所のルーマニア東部、黒海にほど近い地下遺跡、神殿の中であった。
勘の良いオーディエンスの皆さんならばもうお気付きだろうが、この遺跡はオラシュチエの地下祭儀場、サルモクシスに祈りを捧げる巫覡の目の前、密やかに信じられて来た古代の神、ルキフェルの祭壇に繋がっていたのである。
別の呼び方で言えばダキア人にとっての聖地、イーチ休であるブレビスタの子孫の目の前だ。
突然現れたサタナキアを目にした巫覡は、悲鳴を上げると腰を抜かして這いながら地上へ逃げていった。
それはそうだ、なにしろサタナキアの姿は双子の兄、ルキフェルに瓜二つ、彼等風に言えば絶対神サルモクシス、伝説の不滅神の容姿と寸分の違いも無かったのだから……
僅かな間にザワザワバタバタと賑やかになる地上の音を聞きながらサタナキアは思った。
――――やべえ、大騒ぎじゃねーか! そうか、ここはダキアか、ルキフェルのナリじゃ駄目だよな…… 適当な姿に化けるとするか♪ さて、誰にするか? うん、イーチで良いか、そうだな、同じ民族の方が目立たないだろうしなっ、良しっ『偽神』っと、これで良し!
サタナキアはバアルのお付で何度か自分に拝謁した事のあるイーチ、ダキア王ブレビスタの姿に変化した。
『偽神』、デミウルゴスは完璧なスキルである。
スキルに完璧とそうでは無い物が存在するのはその由来に起因しているのだ。
既にご紹介した通り、魔神アスタロトが使い最近レイブが覚えた『反射』は、世界に数少ない完璧なスキルの一つである。
これはアスタが隕石としてこの地球に死と破壊の限りを尽くして突っ込んで来た時から持っていた原初のスキル、つまりこの地球以外で作り上げたスキルな訳で、そう言った類の外来の技はパーフェクト、日本語では完璧と称される訳だ。
この地球以外で完了している、簡単に言えば今いる星の影響やそこに生存する生き物なんかの感情や意識に一切頓着したりしない、滅茶苦茶セルフィッシュな技巧を総称するのが、『完璧』なスキルなのである。
同じくディープインパクトで死と共にやって来た、ルキフェルの『創造』やバアルの『因果混沌領域』なんかも同様な『完璧』に分類されるのである。
因みにだが彼の美しく聡明かつ強靱の極み、褐色の女神が持つ『時空座標』なんかも数少ない『完璧』だったりもするのだ! 是非憶えて置いて頂きたいっ! マメな、マメっ!
おほんっ!
皆さんがマジでメモってくれた事を信じつつ、昔の話を続けるとしようじゃないか。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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