【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1620.寝冷えか懺悔か
色んなパニックが一段落、そんな機会で私が長考しているとガトがレイブに話し掛ける、レイブ個人と言うよりはスリーマンセル三者に向かってと言う風情だ。
「ねえ、良ければちょっと付き合ってくれない? 折り入って話があるんだけど……」
「何だ? 寝冷えでもしたのか?」
それを居り入る事は滅多に無いだろうよ……
『恋バナ? ってムードでも無いわね』
「それなら良かったんだけどね」
ふむ?
『では懺悔であろう! 話して楽になりたくなったのであろう!』
んな訳無いだろ、馬鹿だな本当にっ!
「まあ、ね」
嘘っ! まさかのビンゴだったか! しかしガトがこの三者に懺悔? イマイチしっくり来ないがぁ。
レイブは少し眉を寄せたが、すぐ素に戻っていつも通りの口調で返す。
「そっか、えっと、ここで良いのか?」
ガトは軽く周囲を見渡して答える。
「ここじゃちょっとね…… 入り口でダソス・ダロスとテューポーン、ミロブロが見張っているからそこで一緒に聞いてくれる?」
ああ、なるほど! 懺悔じゃなくて相談レベル、しかもスリーマンセルだけじゃなくて親しいメンバー皆に聞いて欲しかったのか、話の中身は不明だが怪しさのグレードはグッと下がったな。
「ああ、じゃあ行くか、おいシュカーラぁっ! ちょっと出て来るからここ頼むなぁ!」
声に答えてシュカーラがオーケーサインを出している、口にはガトが投げ捨てたゴシショさんが咥えられていた、無情だ。
先頭を歩くレイブとギレスラの後ろにガトと心配そうなぺトラが続き、最後尾には当然の様にキャス・パダンパも続いている、どうやら最初から参加するつもりで調整済みだったらしい。
坑道を進みながらギレスラはレイブに囁く。
『何の懺悔であろうな?』
「多分寝冷えだとは思うが…… 人目を気にしてたからな、便秘かもしれないぞ」
『なるほど』
うん、そうかもな! 多分違うとは思うけどな。
ガトはこの間、下らない予想にもぺトラの優しさ溢れる問い掛けにも答える事無く、時折笑顔を返しながらも行程の殆どを俯いて過ごしていた。
『おっ兄貴! 気がつかれましたか、良かった良かった! ブフォフォ♪』
『ジジジ、ジーッ!』
「おうダダ坊! それにテューポーンさんも! 心配掛けちゃったな、もう大丈夫だ」
入り口を出るとダソス・ダロスとテューポーンバッタが目聡くレイブを見つけて嬉しそうに近付いてきた。
ミロンとブロルは手下も連れずに二人で焚き火を囲んで鍋らしき物を作っていた様だが、こちらに気が付くと慌てて立ち上がり向かって来ようとしている。
「「我が君っ!」」
「お、鍋か! 良いよ俺達がそっちに行くからさっ! 良いよなガト?」
「うん、良いわ、二人にも聞いて欲しかったし」
「ん? そっか」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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