【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1270.薫陶
烈火の如く怒り始めたレイブの説教は続く。
様々な事例を挙げて具体的な内容は、宇宙観に固執したギレスラの心を溶かし始めたのだが……
ここは少し判り易くする為に、皆さんの時代の呼称を付随させてご紹介してみようと思う。
「大体種族の特性をちょっと指摘された位でウジウジウジウジしやがって! 男らしくないんだよお前はっ! お前あれか? 付いてないのか? 立派なやつ付けてんじゃねーか! 男なら男らしくしろってんだよっ!」(セクシャルハラスメント)
『グッ』
「そもそも誹謗中傷とかじゃないしなっ! お前等竜って変温動物じゃん? 違うのか? 恒温動物だってんなら俺が謝るわっ! どうなんだよ、違うのかっ?」(ロジカルハラスメント)
『違わない、けど……』
「けど? けどなんだよ? あーっじゃあ俺が謝れば良いんだよなっ? 爬虫類じゃなくて恒温動物のギレスラ君に言い掛かりを付けて、すみませんでしたっ! リーダーだから本当の事だと思って言ってしまいましたっ! これからはちゃんと変温動物として扱いますので、許して下さいっ! これで良いのかよ? あっ?」(パワーハラスメント)(嫌味列挙)
『そんな事――――』
「あーあ、一番年上だからってリーダーなんかやるもんじゃねーなーっ、年下だからって言う事聞くわけじゃねーしなー、んで、自分より若いペトラの面倒も見たくないとか? 何かもうもの淒いなー、中だるみっての? 俺には出来ないわーっ!」(エイジハラスメント)
『……いや』
「男が女を助けないでどうすんだよ! あれか? 我は女に興味無いのだ、とでも言う気かよ? カタボラ~、カタボラちゃ~ん、だっけか? キモッ、気持ちわるっ!」(ジェンダーハラスメント)
『…………』
「一々、傷付きましたー、えーん、じゃねーよっ! こちとらいつも嫌な思いしてたって口にしないで我慢だってしてんだよっ! お前、臭いって言われた事ねーよなー? ペトラの鼻見てみろよっ、生臭くても我慢してくれてんだぞ、おいっ」(逆スメルハラスメント)
『えっ』
『あ、アタシは、別、に………… ごめんなさい』(とばっちり)
「物食ってるときだってクチャクチャクチャクチャうるさいじゃねーか? あれだろ、犬歯ばっかで上手く咀嚼できないんだったか? あれだって相当キてんだよ! 爬虫類じゃねーならちゃんと奥歯で咀嚼して下さいませんかね?」(逆音ハラスメント)(種族ヘイト)
『すまん…… ぐすっ』
「うわっ、こっちは正論で真っ当な注意をしてるのに泣くのかよ? あれだな、我ハラスメントで辛いってか? バカヤロウッ! それこそハラスメントハラスメントじゃねーか!」(言い掛かり)
『いや、そんなつもりじゃ――――』
「もう良いっ! 俺は兄としてお前をこのままにはして置けん! 歯を喰いしばれっ! 兄の愛ゆえの拳を喰らえっ!」(自己の正当化)(直接的暴力)
『ギャッ!』
「バカヤロウ、バカヤロウ、バカヤロウ、はぁはぁ、コウダ、コウダ、コウダ、コウダッ!」(体罰? 傷害事件?)
『ひぃひぃ、ごめんよ~、ごめんよ~』
「はぁはぁ、これに懲りたら二度と自分の事で引き篭もるんじゃねーぞ、判ったかぁっ!」(恐怖による精神支配)
『判った、判ったよ、僕が悪かったからもう怒らないでよ』
「良しっ!」(ご満悦)
…………こうして、レイブによる愛情溢れる薫陶によって、ギレスラは立ち直る事ができたのである。
一部に過剰な行為も散見された気もするが大丈夫だろうか? 一人称も変わっていたし。
まあ時代の違いから皆さんにはピンと来ない部分も有ったかも知れない。
しかし、そちらはそちらで大変そうだ、頑張っていただきたい。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
Copyright(C)2019-KEY-STU
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡