【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1410.Z
語られたキャス・パダンパの話は既に聞いていた物と大差無かった。
大筋としては黒竜のアペプとやらが主張する、対地球最終決戦を強行しようとした竜王、辺りから始まって、必死に思い止まらせた四天王、しぶしぶ思い止まった竜王、開戦準備の名目で各地に飛んだ四天王、その実、時間を稼いで竜王の目を覚まそうとの画策だったのだが竜王にそれをばらすアペプになって、企んだ竜王、それとも知らず旅立つ四天王、今の内にと出陣を急ぐ竜王、からの、引き止める魔獣達、面倒臭そうな竜王、囁くアペプ、盛り上がる若竜、物資確保を命じる竜王、しぶしぶ出掛ける魔獣達、ほくそ笑むアペプ、と来て、獣人を見るパダンパ、溝に落ちるパダンパ、叔父に会うパダンパを経て、説教が長い叔父、暴力的な叔父、で、
『優しくて親切、自分の事を棚に上げたりしないガトさんが好きです』
「まっ」(ポッ)
で終り、暴力的なレイブはイライラを募らせながら言うしかなくなる。
「おいっ、目論見は?」
『ああ、それだったらアレですよ、竜王様が四天王に命じた伝令先ってヤバイ所ばかりでね、要は簡単に帰って来れない場所へ向かわせた、つまり態の良い厄介払いだった訳なんですよね、特に口うるさかった事務長のメルルメノクさんは確実に死ぬだろうハタンガ越えで西に向かわせたって事なんです』
「マジか」
『マジマジ、まさか生きて辿り着くなんて思いもしなかったですよ、しかも神様ゲットで強くなるなんてねー、判らんモンですねー』
「ちっ!」
自分の事が嫌いな甥に取り敢えずの舌打ちで答えたレイブは話を進める。
「でお前は竜王派ってかアペプって黒竜の手下って事なんだな?」
キャス・パダンパは斑模様の顔面を顰めながら返す。
『うーん、別に手下って事はないんですけどねー、あっちの方がシンパが多かったんですよねー』
「……お前」
『でも事務長強くなったんですよね? 叔父さん達も付いてるならそっちにしようかなー? その方が良いですよねー? あー、でもお袋もいるのかー、長らく会っていないからなんか気不味いっすよねー? 叔父さんはどう思います?』
「……はぁ、知らんよ、好きにすれば?」
レイブだけで無く、良くも悪くもドライで打算的な甥の態度にはギレスラ、ペトラ、ガト、ダソス・ダロスに加えて獣人達までが深い溜息で答えていた。
所謂Z間格差を感じているらしい。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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