【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1413.歓迎の準備
『なるほどなのだ……』
『何れにしても鎖とかいるわね、後はハーネスとかかな?』
こいつらもこいつらで大概だろ。 親的な存在だった筈だろ?
『レイブの兄貴、金属製の拘束具だったら鎧壁のレが作れるかも……』
『あ、そうね、レ・ジャルダンに頼めば良いわ、冴えてるじゃないダダ坊!』
『恐れ入ります』
『グァッ! じゃあ、ついでにジグエラ用の捕獲具なんかも作って貰えないか?』
『トラバサミみたいなので良いんじゃないかな? 大きなヤツで歯に麻痺毒とか塗ればいけるんじゃない?』
『なるほど、ベアトラップで良いんですね、それならイケるでしょう』
ダソス・ダロスの言葉に里長と兄妹は身を震わせている、やはり熊っぽい。
師匠達が生きていた場合の拘束具と捕獲用の罠に一応の目処が付いた所でぺトラは満面の笑顔でレイブに声を掛ける。
『じゃあレイブお兄ちゃん、鍛治王の里に行ってからハタンガへ、それから竜王の里で良いかな?』
レイブは腕を組んで首を傾げ、如何にも熟考しながら感丸出しで答える。
「うーん…… 今から西へ戻るのも何だかなぁ~、折角ここまで来たんだぜ? まずは竜王の里へ行って無茶を止めてさ、それからハタンガで化け物見物するだろ? 鍛治王の里へ行くのはその後が良いんじゃないか? ほら、サイズとかリアルな方が間違い無いじゃん、駆除用品とか作って貰うのにさ」
駆除してどうする……
『グルゥ、確かに…… 西に向かっている間に化け物退治が終わったりしたら最悪なのだ』
『そっか、じゃあ最初に竜王の里に行って化け物の安全を確保しましょうよ』
「決まりだな」
何だ? 呼称を化け物で統一する事でも決めたのかな?
掛け替えの無い恩人と恩ドラゴン、それにいるかも知れない恩ブタに対してあまりに酷い言い草に聞こえるが、恐らくちゃんとした教育を受けられなかったスリーマンセルの語彙力が足りていない事が理由で他意は無いのだろう、きっとそうだ、そう思おう。
その後も、ダソス・ダロスを交えて話し合いを詰めて行くスリーマンセル。
途中から議題に上がったメスの化け物と馬の化け物、図体ばっかりの化け物ズメイについてはあのスリーマンセルの事だと類推できた。
まさか忘れてはいないと思うが、固有名詞が出たのはフランチェスカの愛称セスカだけ、ザンザスとガイランゲルについては言及される事も殆ど無かった…… 時間経過の残酷さを感じる。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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