【1871話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1871.To Light a Fire
火、炎を扱う、これは人類が他の生物に優越する数少ない能力の一つである。
火を熾し火種を守る事で人は煮炊きを、夜間の照明を手に入れた。
多様な食物が摂取可能になったばかりではなく、消化吸収の効率化、更に行動時間の爆増によって種々の技術は馬鹿みたいな急成長を果たす事になり、その恩恵は道具や住処、着衣や調理、保存に留まらず、コミュニケーション手段としての言語をも精緻に発達させ、やがて文字として残された言葉は過去から未来へと伝達可能な奇跡、書や記録として更なる飛躍を続ける事となる。
獣は火を恐れ、熱を高めた炎は金属を精錬し、燃焼によって人は高速での移動術までをも手に入れたのである。
極端な暴論に聞こえるかも知れないが、もしも炎を御す技を持たなかったとしたら、いまだに人類は穴ぐらの中で夜の闇に怯え、木の実や生肉に齧り付き、ウホウホ呟きながら川の水でも飲んでピーピーだったかも知れないのだ、サンキューファイヤー! である。
しかし、この火炎は熾すのにめちゃくちゃな苦労を要する。
マッチやライター、当然バーナーや着火材なんか使わずに火を熾す、リアルに考えてみて欲しい。
渇いた板に枝とか擦り付ければイケんじゃね?
まあ、頑張ればイケるだろう、タレントやサバイバル番組なんかで一般参加者とかもやってるしね。
但し、板はそこらの枯れ木や倒木を使ってだよ? 真っ直ぐに切られたり伐られた木材なんてノコギリとか使ってるから論外だよ。
なんでだよ!
だってそれらの成型やそもそも製鉄で火力使ってるよね? 人力で火を熾すんだからさっ、それじゃあ本末転倒、ニワトリとタマゴじゃんね?
あーじゃあナイフとかで石でも打ってぇ……
だからナイフとかがあるんだったらソレ作る時の火種を残しておこうよ。
えっと、そうだっ! レンズで日光を!
だから石英とかケイ酸塩とか溶かすのは無しだってば!
むむむ…… ちきしょう……
ねっ? 火を熾すのも一苦労でしょ?
そんな煩わしさをすっ飛ばし、簡単に火炎を生み出してしまう技、それが魔法、不思議で素敵なスキルなのである。
こんな偉業を果たす為に必要なのは、生きとし生けるもの全てが保有している生命力、つまり魔力とイメージの力だけなのだから誰もが憧れて止まないのも納得だ、便利だし。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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