【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1423.よろしく
スリーマンセルとバッタが自己満足に浸ろうとした瞬間、背後から話し掛けてきたのはシュカーラであった。
レイブの反応通り、ミロンとブロル、それにそれぞれの配下、ネコ科とイヌ科、ヘビ科も一緒に連れ立っている。
ネコ、じゃなくて虎顔のミロンが答える。
「我々実働部隊は実力主義ですから、なあブロル?」
「ああ、見事にぶっ飛ばされちまったからな、粘着してリベンジせんと」
「二人も配下の者達もアナタ方から強さの秘訣や技でも盗む気なのですよ、全くゲンキンな者ばかりでしょう?」
狼顔のブロルに続いて皮肉っぽい口調の蛇顔は先割れの舌をチロチロとさせている。
レイブは笑顔を浮かべながら聞く。
「お前は違うのか? シュカーラ」
「私の隊は索敵や偵察を得意としていますからね、アナタ方はしっかり見張っていないと何をしでかすか判りませんのでね、他の者には任せられませんから! ……損な役回りだとは理解していますけどね」
顔を横に向け、首の辺りまで紅潮させて答えたシュカーラの後ろでは、蛇顔の手下達が笑いを抑えるのに苦心している。
レイブは笑顔を一層深くしながら狩猟部隊の全員に向かって告げる。
「そうか、じゃあ皆、宜しく頼むな! 力を合わせて群れを守ろうぜ!」
「「「「「「よろしくお願いします」」」」」」
『グアッ、鍛えてやるのだ♪ グアグアッ!』
「「「「「「よ、よろしく」」」」」」
『敬ってくれても良いのよ?』
『ジジジッ?』
「「「「「「は、はは、は」」」」」」
一通り言葉を交し合った後、レイブは改めてそっぽを向いたままのシュカーラに向けて言う。
「改めて頼むなシュカーラ! お前はしっかりしてるから頼り甲斐があるぜ!」
「こ、こちらこそ、ご、ゴホン!」
小さく答えたシュカーラの鱗は、ギレスラばりの朱色に染められている。
レイブは満足そうにしながら何気なく周囲を見回しながら呟きを洩らす。
「さて、とは言えこれだけの人数が一緒に移動するとなると大事だよなー、持ち出す物とか隊列とか決めなきゃならないよなー」
シュカーラは一瞬で顔色を元に戻して答える。
「ここの者ばかりでなく木こりや鉱山、小規模部落の者も合流しますからね、まだまだ増えますよ」
「うわぁ、そいつは…… むっ! むむむっ?」
「どうしたんです?」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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