【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1615.幼馴染
「ほー当たったみたいだな、良かったじゃんシュカーラ?」
シュカーラは暢気でトンマな師匠を押しのけて幼馴染に寄り添う。
「大丈夫ですか? 確りして下さいハンペラさんっ! おいっ、目を覚ませっ! アグネスっ! アグネスゥっ!」
どうやらハンペラの本名らしい。
「ぷっ! アグネスだって! 清らかな者、だっけか? ぷぷぷっ」
「何笑ってるのよっ! アンタ少しは反省しなさいよ!」
「痛っ!」
背後にいたガトが思いっきり拳骨を喰らわした、良くやったと言いたい。
但し、『反射』持ちを殴る際には細心の注意が必要となるのだ、皆さんにも是非気を付けて頂きたい。
幸い『反射』を解除したばかりのレイブからはガトのガテン系のおっさんばりな一撃が返される事は無かった。
デリカシーに欠けるスリーマンセルのリーダーがその場に蹲ってプルプル震えている間に、上体を起こしたアグネスと彼女を抱き支えるテオ、いやハンペラとシュカーラのがしっくり来るな、子供の頃から長い時間を共有して来たらしい二人の会話は進む。
お猿が言う。
「テオ? じゃねーしっ! ちゃんシュカっ! アンタ大丈夫かなもしっ!」
お蛇が返す。
「ああ、アグネス、私は大丈夫、それより君だ、どこかおかしい所は無いかい? んん?」
エテ公は自分の全身を確認しながら答える。
「うん、アァシは大丈夫そだね♪ つってもお腹激減り真っ最中! 飢え死にまっしぐらなんだけど? パラペリパラペコパラリレックスだいね、こりゃ、どうしたもんかね?」
鱗塗れのクチナワの化け物は大口を開けてウワバミ的に一飲みにしそうな顔で優しげに返す。
「どうやら皆が夕食の最中、宴みたいだから何か貰って来よう、暫らく待っていてくれるかな?」
ハラペコなモンキーも素直な物だ。
「おうしっ! よきにはからえっ! 行ってこい!」
「はいはい」
…………
如何だろうか? 幼馴染同士の甘酸っぱい一幕はお楽しみ頂けただろうか?
少し酸味が強かっただろうか? そんな事はないだろう、二人の今後に期待して頂ければ何より、そう願う私、観察者である。
さて、類人猿と有毒爬虫類がどうでも良い閑話を展開する間に、脳天の痛みを何とかして立ち上がったレイブに声を掛けて来たのは重要なスリーマンセルの一角、ペトラである。
「レイブお兄ちゃん、ギレスラお兄ちゃん、えっと、いつの間にか皆集まっているのね…… アタシ、今迄どうしてたのかな?」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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