【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1553.カムサル?
あーあ、ついさっき怒られたばかりなのにまたぞろお喋りに夢中になっちゃったなー、こりゃ大目玉決定だな、まあ怪我人を放り出しておいたんだものな、二人とも自業自得だ、仕方なかろう。
………………ん?
おかしいな、いつまで待っても大目玉所かお小言一つ聞こえない? いつもなら憤怒の激昂がとっくに…… ああっ!
「師匠っ! 確りして下さいっ! 師匠っ! 師匠ーっ!」
「キャーッ!」
「え、先生って死んじゃったの? うっそっ!」
『甥としてショックっ!』
召されたかどうかは兎も角、レイブはシュカーラに肩を預けたままの姿勢でグッタリと全身を虚脱させ、だらしなく開いた口からダラリと垂れ下がった舌の長さと太さが尋常の眠りとは一線を画す状態、所謂、臨死若しくは致死である事を物語っている。
どちらかと言えばウータンな彼女の言う通り、儚くも身罷った様に見える。
いや待てよ…… 魔神入りは神様扱いなんだからお隠れ? いや神上がり、か? でも結構最近まで天に居た訳だからな…… すぐに戻るのも望んではいないだろうし…… じゃあやっぱり神避る、だな、うんっそれで行こうっ!
レイブは神避られた様にしか見えない、うん、しっくりくる! 日本語は表現が豊かで便利である。
「やだ…… 先生カーイソーじゃない?」
「甥ショック! 俺もカーイソー!」
悼む気持ちの表し方はそれぞれだな……
「いや、まだ温かいから死んではいませんよ、多分ですが…… ほら、治して貰った眼球も顔に這い戻って行ってるじゃないですか! これは…… あれじゃないですかっ! 話が長くて待ち切れないっ、しゃーねー寝てるか、とか、そーゆー?」
んな訳あるか…… あって失血によって気を失ったとかがギリだろう。
こんな無理やり乱暴な解釈でもお猿とニャーンはなにやら納得顔である。
「あーアァシも良くやるしぃ、寝落ちかぁ、そっかぁ」
寝落ちは眠る事ではなくゲームやチャットの最中にログオンしたまま寝てしまう事だ、所謂、令和の誤用予備軍である、注意した方が良い。
『なるほどね、へへ、叔父さんらしいや! でもガト様のキャーは何でなんすか? まさか叔父さんの寝顔かーわーいーいー、キャーッ! 的な? すか?』
「ち、違うわよ」
うん、自分で顔面抉っておいて血塗れのままで寝ちまう叔父さんか…… らしいじゃ説明出来ないだろ、ソレ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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