【1842話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1842.サブスチチュート
『でっ、でもレイブお兄ちゃん! こいつはヘソ天の誓いを破ったのよ! 殺してしまうしか無いじゃないのぉっ!』
「オエエェェ! はぁはぁ、えっ何? はぁはぁ」
『え、だからヘソ天をって…… ねえ大丈夫? ちょっと休んでからにする?』
「大丈夫だっ! オエェッ! 勿論、お、俺じゃなくて、レオニードの兄貴が、だぞっ! オエッ!」
『え、私? 助かるの?』
「当たり前だっ! グボグボグボッ! はぁはぁ、ぎ、ギレスラ、後を頼む、はぁはぁ」
『了解したのだ』
顔面を蒼白にしてその場にしゃがみ込んでしまったレイブに代わり、ギレスラがペトラとレオニードの中間点に歩を進める、当然、そこにしゃがんでいたレイブは押し出される形でどかされ四つん這いのまま草叢に顔を突っ込んでいる、却って良かったのかも知れない、主に絵面の美しさ的にだ。
『えーと…… では皆、少し戻った所から始めるのだ、まずその場で倒れて死んだフリ、んでレオニード兄さんはグルグルやって金属質になれて喜んだ感じで』
『は?』
戸惑いを隠せないレオニード以外のメンバーは素直に倒れ込んで静かにしている、勿論、怒り狂っていた筈のペトラも一緒に死んだフリに取り組み始めている。
『えーおほんっ! レオニードニイサン、ヨカッタナ、なのだ』
『え、何? 良かったって…… それに何故棒?』
『ばっ、Aパターンの最初からだから怒る、若しくは恐がるのではないかっ! ほれ先程は出来ていたであろう? 迷わず成仏とかなんとか言っていたアレだ、さあ行くぞ? ゴホン、レオニードニイサン、ヨカッタナ、はいっ!』
なるほど、生来真面目なギレスラは突然の代役依頼に応え、キリが良さそうな場所まで戻ってやり直す気らしい。
にしても結構戻るんだなぁ、いやこれやる意味あるかな?
レオニードも私と同様の疑問を抱いているらしい。
『えー恥ずかしいんだけどー、やらなくちゃ駄目?』
『やるのだ』
きっぱりと即答で返すギレスラの顔は真剣そのものだ、逆らったらマジギレして来そうな雰囲気がビシビシ伝わってくる。
『じ、じゃあ、マヨワズジョーブツシテクダ、サイ? これで良いのかな?』
『台詞以外は余計なのだ、それにさっきは悲鳴も入っていたのだが…… まあ良いか、続けよう』
ギレスラの継続宣言を受け、倒れて死んだフリを続けていた面々がそーっと立ち上がって一列に並んだ、揃ってレオニードに向けてジッと視線を固定させている。
『ほれ、続けるのだ』
『えっ、あ、えっとぉ…… あっ、パダンパ生きていたのか? の所だったっけ?』
『違うのだ』
『え…… あっ! 芝居だったのかっ! か!』
『はぁ~?』
『あれ? 違ったか……』
ギレスラの溜息に合わせ殆どのメンバーがそれぞれ動きを見せた。
具体的には頭を掻いたり顔を背けたり軽い舌打ちを洩らしたり体を上下にホッピングさせたり、である。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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