【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1751.外野
「でもさ、確かに固過ぎじゃないのレイブ? ラマスって娘だって久しぶりの通信なのよ、もう少しこう…… フランクにっ、愛の言葉とか囁いてあげなさいよ」
ガトの言葉は尤もな台詞に聞こえる、だが、
「そう仰るならアグネス、いやハンペラさんとガトさんは遠慮して下さいませんかね? 師匠はその辺り神経質なんですから!」
うん、シュカーラの言う通りだよな。
「アァシは恋に恋する思春期真っ只中だかんねっ! 他人の色恋沙汰には興味津々、ましてやドロドロな痴情のもつれと来た日にゃ見逃す訳にはいかんやろがい!」
ハンペラは相変わらずのマイペース、加えて自分の事ばっかだな……
「アタシはレイブがちゃんと出来るか心配して来ただけよ? でも、まあ、ちゃんと? はしてないわよね……」
ガトよ…… それが邪魔になった結果だとは思えないのかな? まだまだ小娘だなぁ。
兎角、自分の気持ちや興味が当事者の思いに優先される事は不健康な人間関係でしか通用しないのだ! まあ、コイツ等が人間かどうかは一旦横に置いたとしても、である。
シュカーラはいつに無く厳しい表情だ。
「兎に角っ! お二人は離れていて下さいよ! 師匠の付き添いは私だけで充分ですからっ!」
「ちょっ、厳しいってっ!」
「アンタだって同じでしょ! 何でアタシ達だけ駄目なのよっ!」
「私は良いんですよ、何せ男同士なんですから」
「は? んな事言ったらアァシの方が見た目的には全然っ! 似てるんだけどぉ?」
「あ、アタシなんかレイブが発生直後から一緒だったのよっ? 勿論見た目だってより近似だしっ!」
それに何の権利が生じるんだよ…… で? 発生直後? 子供時代って素直に言えないのかね? もう全員離れていろよ、そろそろレイブが切れる頃合いだと思うしさ。
「で? ガト…… お前は何で鱗塗れなんだよ? それシュカーラだろ?」
「れ、練習よ! 『偽神』のっ! 深い意味は無いわよっ!」
「ふーん」
いや明らかに出歯亀用に化けてるの丸出しじゃん。
ほれ、切れるぞ?
「まあ良いや、こっからが本題だからな、続きを送っておかないと」
おろ? 珍しく流した、だと? 一体どうしたんだ? 風邪か?
観察を続けた所、レイブはこれまでと同じ口調(他人行儀でどこか慇懃無礼)のまま、マナナンガル達がバアル入りのシパイを訪ねて行く事、それ以外にヴァンパイア達がイシビベノブを探しているので情報を集めて欲しい事について、徹底して事務的な依頼を終えると少しだけ間を置いた後、続けて通信の締め括りに入る。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
Copyright(C)2019-KEY-STU
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡