【2131話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2131.誓いの実情
エバンガの抗議を無視してラマスの言葉は続く。
「でもね、でもエバンガにだって他者には無い良い所があるのよ? きっとっ! 残念ながらまだ見つけられていないけど、それはラマスが探し出せていないだけなんだと思う、多分だけど…… ほら、敢えてダメダメなキャラが肝心な場面でまさかの大活躍、だっけ? ギャップ萌えとか言うんでしょ? そっち系の可能性だってっ! 低いかもだけど…… ってか、そんな有用性が全っくっどっこにも、無かったとしてもラマスとカタボラにとっては掛け替えの無いスリーマンセルの仲間なのよっ! 魂の誓いは他の誰でも、仮に伝説に謳われた英雄でも代わる事なんか出来はしないんだからっ! ねっ、カタボラっ、そうでしょ?」
『え、あ、そうなの? じゃあ、うん、ラマスが良いなら僕もそれでも良いよ』
「ほらっ!」
『ラマ…… 酷いじゃない…… グスッ……』
「それにラマス達は一度シパイ師匠に捨てられちゃってるんだもん…… もうあんな思いはしたくないしさせたくもない…… 同じ苦しみを分け合ったスリーマンセルなら尚更よ…… でしょ、カタボラ?」
『勿論っ! …………でも、山より大きくて頼りがいある猛者で真面目な仲間かぁ~、あーあ、あーあだよ、全く~』
心の声を普通に話してくるタイプ、か……
しかし、そうか…… そう言えばそうだったな…… このスリーマンセルは全員シパイに捨てられたトラウマ持ちだったな。
その経験からか今現在の誓いを殊更大切にしていると…… なるほど、立派な事だがその論法だと致命的な瑕疵が残るのだが、まあ気が付いていないみたいだから知らぬが仏、かな?
『うーん、でも魔術師がスリーマンセルなのはあくまでも基本としての話なのよ? ズィナミ学院長なんかはクィンテットやセクステットだし、そもそも始祖のスターゲイザーは人間二人のコンビ、ペアでしょ? 良いんじゃない、ダダ坊に入って貰って増えたって?』
おいおいペトラ、やめてあげなさいよ。
『その通りなのだ、それにラマス達の師匠はシパイ、その師匠はセスカ、その又師匠はグフトマ爺ちゃんなのだ…… こう考えれば獣奴や闘竜と仲間別れするのは一種の伝統、言わば普通、寧ろ積極的に見習うべき慣例なのかも知れないのだ』
「っ!」
『『っ!』』
バラすんだ…… そう、チームが一生モノだったら結構なスリーマンセルが端から組まれていないんだよな…… バストロとか? 当のラマス達とか?
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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