【2264】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2264.警戒色
レイブの指差した先、ピンキーな巨大生物の少し後ろを一瞥したラマスは再びの叫びを上げた、今度は先程以上に大き目のボリュームで、心の底からの声で、である。
「あっち? いやいや、あれも化け物じゃんっ? 色は水色で爽やかな印象だけどぉ…… ってそうじゃないわよっ! あ、アレなのっ?」
ラマスが大声で抗議したのも頷ける、そこには色違いの化け物、水色でどことなく清涼感と透明感を重視した感じの化け物、ピンクの奴と寸分変わらぬ筒状の巨体がズオズオ近付いてくる姿があったからだ。
レイブは動じる事無く首を傾げて答える。
「んん? 水色ぉ? シュカーラだったらビビットな緑と赤、白のトリコロールに黒と紫、黄色の斑点だぞ? ちゃんと見ろよー」
「え、そんなに毒々しいの? んん?」
何だよ、その如何にも掠っただけで致命傷な色合いは……
目を凝らすラマスの横からフラフラと化け物の方に進み出した二つの人影がワナワナとしながら言う。
「お、おおおぉぉぉ、お前達、なのか?」
「生きていてくれたのか…… 我が身を分けた兄弟達よっ!」
ミロンとブロルだ、まあ、さもあらん。
全てのハテナはレイブ自身が答えてくれる。
「ほれ、水色の露草の上、毒々しい蛇人間がいるだろ? あれが一門の弟子、シュカーラだよ!」
『え、あっ! うあぁ、毒々しさがもう何か…… ん? あの水色が露草って事はこっちのピンクは?』
「ああ、そいつは珊瑚だな! 日本から脱出する時な、河童が消えちゃって洋上を漂って難儀してたらこいつ等が駆け付けてくれたんだよー♪」
「へ、へぇー、あっ! アレかっ? ダーリンが可愛がっていたってゆーヤツメウナギの、って、ヤツメ?」
うん、こいつ等はソレだ。
元依り代として同居していたミロブロが涙の再会っぽいのがその証だ。
但し、ラマスや皆が警戒するのも判らないでもない。
理由の一つは既にお伝えした通り、その規格外のサイズである。
これ程の巨体、ここまで観察でご紹介した中では、うーん? そうだ、力溢れていた頃のテューポーンの初出時、あの際に暴れ狂っていた百本の触手と同サイズ、そう表現すればお判り頂けるだろうか?
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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