【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1391.堪忍袋の緒が
獣人もパダンパも、お互いの罵詈雑言が気に入らないらしく、遂には睨み合ったまま敵意を剝き出しにして臨戦態勢そのものである。
何度かのとりなしを台無しにされたレイブは無言で一歩踏み出すとシュカーラの目の前に立つ。
「退きなさい! さもなければ貴方毎―― グッ! カッハッ!」
興奮してレイブに食って掛かったシュカーラは、言葉の途中でボディーに良いヤツを叩き込まれてその場に蹲る。
『やったぜっ! 流石はレイブの叔父さんですっ! 残りの奴等も一気に―― ガッ! ギャインッ!』
歓喜踊躍、レイブの後ろから喜色満面で飛び出そうとしたパダンパも又その場で足を止めフルフル小刻みに震えだした。
レイブの拳骨を脳天に落とされたからだが、ダメージの大きさから察するにガチ殴りだった事が窺える。
前と横、悶絶する二者を見下ろしながらレイブは叫ぶ。
「馬っ鹿野郎ーっ!」
「ひっ!」
『あ、あ、あ、あ』
大怒号の勢いをそのままにレイブは興奮した口調で言葉を続ける。
「おいシュカーラ! さっきからお前等何なんだよっ! 端から相手の事を敵扱いで、溝に拘束? お前等が納得できるまで? ふっざけんじゃねーよっ! 俺たちの身内だって言ってんじゃねーか! あれか? お前等曰く文明社会のこの里じゃお前等の気分や理解度だけで事の真偽が計られるってのかよ? ほーん、そりゃあご立派なこって! んなモンが文明とかだったら俺も野蛮人で良いわっ! 化外の地だっけかっ? そっちの方がよっぽどマシに思えるわっ!」
シュカーラは自分の腹部を押さえたままで震えながら言葉を返す。
「クッ、で、でもコイツのせいでこちらには何人も怪我人が――――」
「だからっ! それも含めて色々誤解があるって言ってんだろうがっ! 俺たちとお前等の出会いだって勘違いや思い込みのせいで不幸な衝突があったじゃないかっ! その結果少なくない怪我人が出ちゃった、それと同じじゃんっ!」
なるほどね、でも怪我人が出たのは確か……
「一方的にやられたのはこちらだったですよ」
うん、そうだったね。
「それが何だよっ! 治してやったじゃないかっ! なんだよっ? まだ根に持ってんのか、お前っ! やるんならやってやるぞっこの野郎っ! おらっ! かかって来いよっ!」
「い、いえ、その事はもう良いんですけど、ね……」
………………
「良い? じゃあ言うなよっ! 何調子に乗ってペラってんだお前?」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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