自分の機嫌、ちゃんと取れていますか?
「なんだか疲れ果てた…でも調子ってどうやったら戻るんだっけ?」
ただ単に休んでも取れない疲れは、もう少し自分を大事にしてあげたほうが良いというサインかもしれません。
僕は「自分の機嫌は、自分でとる」が大人の必須科目だと思っています。
なぜなら、シンプルに次のような実利があるからです。
機嫌がいい人ほど、魅力的に見える
機嫌がいい人ほど、幸せを感じやすい
細かい説明がなくとも、これって感覚的に「そうかも」と思っていただけるはず。
でも、大人になると毎日の生活で精一杯で、自分の機嫌どころではなくなってしまいますよね。
僕もそうだったので、その感覚はとてもわかります。
それどころか、真面目な人ほど自分の機嫌を取ることが「悪」とさえ思ってしまっている人がとても多い。
この記事では、忙しくて自分のことを後回しにしてきた大人に向けて、この「自分の機嫌をとること」についてお伝えします。
なぜ「自分の機嫌を取ること」が大事なのか

ずっと自分を責めながら努力をしてきて、自分を蔑ろにしてきた僕が行き着いたのが「自分の機嫌を取ること」の重要さでした。
ここに目を向けた瞬間から、人生に少しずつ明るさを取り戻せた。
機嫌がいい人って、魅力的。
僕はこれまで、不機嫌なのに魅力的な人を見たことがありません。
やっぱり、機嫌がいい人は魅力的。
そうした人は、なぜ機嫌良くいられるのでしょうか?
僕はこれまで経営者や、大企業の役員の方と定期的にお話しする機会をいただいたことがあります。
そのような方は、どんな艱難辛苦を抱えようが、四面楚歌に追い込まれようが機嫌よく振る舞っている人ばかりだった。
でも、側から見ていて「なぜそんなに機嫌よく振る舞えるか?」が、長年の謎でした。
でも、僕が人生経験を積んだ上で思い返してみた時に、彼らに一つの共通点を見出すことができました。
それは、「自分の機嫌は、自分でとっている」ということ。
ある人は休日にテニスを、またある人は仕事をしながら大学院に通い、またまたある人は鳩レースへの出場を目指し…など、自分の好きなことをして、自分の機嫌をとっていました。
そのような方は、やっぱり人に好かれるし、魅力的なんですよね。
別にそういった活動の話をするわけではなくとも、自分の機嫌をとっている人は自分が満たされていて、だからこそ周りには魅力が溢れるんだと思います。
自分が乾いていては、魅力というものは人に伝わらない。
成長だけでは、人は壊れる
僕は以前に国家試験を目指して、数年間勉強を続けたことがありました。
並大抵の努力では合格できないので、勉強以外の活動は全てストップ。欲望は全て断ち切って、勉強だけの日々を送っていました。
でも、こうした成長だけを目指すような生活を長く続けることは、どこかで無理がきます。
過度な合理化は、人間的な豊かさとは対極にあると感じます。
そして、合理化ばかりを追い求めると、自分を壊してしまうことにもつながってしまう。
遅れたる者を視て、これに鞭打つ
「自分の機嫌を取ること」と「努力」を両輪としたならば、前者が遅れがちです。
なので、自分の機嫌は取れているか?を常に気にかけてあげることが、すごく大事だなと思っています。
自分の機嫌を取ることが難しい理由

自分の機嫌を取ることは、慣れるまではとても難しい。
でも、その難しい原因を言語化しておくと、機嫌を取るためのハードルは少しだけ下がります。
真面目な人ほど、自分を後回しにしてしまう
「真面目なことはいいこと」というのが社会通念になっていると思いますが、本当にそうでしょうか?
周りとの和を保ち、良い関係性を守る。
これは日本人の美徳ですし、本当に良いことだとは思います。ところがこの時、自分自身の中の調和にも目を向けられているでしょうか?
『バビロンの大富豪の教え』に、次のような文章があります。
自分こそを最大の資本とせよ
これはよく自己研鑽の意味で捉えられることが多いですが、自分を労ることにも読み換えられると思います。
周りとの調和は、自己の内部で調和が取れていることが大前提。
自分自身こそ土台であり、最大の資本です。
これを考えると、真面目一辺倒で暮らしてきた方は「自分を大事にできているか」を一度冷静に立ち止まって分析してほしいと思います。
案外、自分を蔑ろにした上で、調和ばかりに気を配ってしまっているかもしれません。
真面目は礼賛されがちですが、何事もバランスが大事。
「自分を後回しにしていないか?」という問いかけは、普段意識していない人にとってものすごい助けになるはずです。
自分を後回しにしすぎて何が嬉しいか忘れてしまう
こうして自分を後回しにし続けると、困った事態になります。
あれ?私って何をしたら嬉しいって感じるんだっけ?
徐々に、感情が死んでいくんですよね。
でも大丈夫、これは蘇生可能な死です。
なので、めげずに自分を喜ばせようとし続けてください。
どこかのタイミングで、自分を取り戻せる時がやってきます。
罪の意識を感じてしまう
特にお子さんがいる場合に陥ってしまうのが、「自分を喜ばせることに罪の意識を感じてしまう」ということです。
自分だけ楽しんでいいんだろうか?
遊んでいる間にあのことが気になる…
自分にこんなにお金を使っていいんだろうか?
でも、こうしたことに気を取られて自分を回復させられないと、長く誰かを支え続けることはできません。そして、自分の不幸が深く刻まれてしまう。
例えば子育てだと、それこそ20年スパンで細く長く続ける必要があります。
どうしてもお金の支出が気になるかもしれませんが、どう考えてもお金よりも自分自身が大事です。
お金は後で稼げますが、自分は取り替え可能な部品ではない。
ぜひ、ケチらずに自分を楽しませてください。
僕が実際にやっている「自分の機嫌の取り方」

でも、ここまで記事を読んでいただいた方の中には、次の感想をお持ちの方も多くいらっしゃるはず。
「自分を喜ばせるのは大事だとわかった。でもどうやって!?」
これまで努力一辺倒だった人間が急に「自分を喜ばせてみろ!」と言われたところで、途方にくれるのは当然のことです。
これまで「自分以外の誰か」のために心血を注いできたなら、なおのこと。
ここでは参考として、僕が「なんだか最近楽しくないな」「人生ツラいな」と感じた時に、自分自身を喜ばせるためにとっている行動をまとめました。
何か心に響くものがあれば、試しにやってみてください。
普段行かない高級な飲食店に行ってみる
食事がただの消費になってきている方におすすめなのが、ちょっと高級なお店に行ってみることです。
いつも行っているお店より5,000円多く支払うだけで、別世界が広がっています。
良い飲食店は、ただ食べるだけではなくて、本当によくそんなことを思いつくな…と感心するくらいありとあらゆる方法を使ってお客さんを喜ばせにきます。
店内のインテリア
カトラリー
店員さんの接客
サプライズ
お酒の提案
何に心打たれるかは、人によってまちまちだと思います。
でも、そういったことを一つ一つ味わうことでも「えも言われぬ嬉しさ」を感じるきっかけになることがある。
例えば、普段は回転寿司しか行かない方だったら、カウンター形式の「回らない寿司屋」に行ってみるのもおすすめです。
非日常感というものが、手軽に味わえるのが飲食店での体験だと思います。
» 参考:おすすめの飲食店リスト(準備中)
温泉にゆったりと浸かる
やっぱり温泉は強力な選択肢だと思います。
半分は僕の趣味ではあるんですが、お温泉に入ると、やっぱり「元気になった!」と感じます。
温泉って、その地の大地のエネルギーが凝縮されて全身で浴びられるすごいシステムだと思っていて、これまで頑張ってきた疲れだったり、これまで浴びてきた色々な悪いものを溶かして流し去ってくれる。
できれば源泉掛け流しの温泉だと理想です。
温度は高ければ高いほどよい、というわけでもないみたいなので、色々試してここぞ!という温泉を見つけるのも楽しみ。
例えば、僕は群馬県の四万温泉が大好きだったりします。
» 参考:おすすめの温泉リスト(準備中)
長めの日程で旅行に行く
僕は旅行をとても重視しています。
ここまでお伝えしてきたことからもお分かりいただけるかもしれませんが、自分の機嫌をとるためには日常と違うリズムを取り込むことが有効です。
この最たるものが、旅行だと思うのです。
なので、旅行先に身を投じて自分がそこに溶け込むまで滞在するのが一番のおすすめです。
理想は3泊4日。
これだけの期間を過ごすと、すっかり日常からは遠く離れた感覚になります。
また、以前こんなお話を聞いたことがあります。
人間的魅力は、その人の移動距離に比例する。
知らない景色や文化、人に触れる機会が多いほど、人は変われるということでしょう。
そして、魅力=機嫌が取れている状態だと仮定するなら、あながち間違いではないように思えるのです。
定期的にスポーツをする
汗を流すことは、すなわち悪いものを流すこと。
スポーツ後は本当に心身ともに清々しい。
どなたから聞いたか忘れてしまいましたが、厄落としとスポーツの関係ですごく印象に残った話があります。
厄は塩で落とすことができる
塩水をかぶれば厄は落ちる
もっと手軽にできる方法があって、それはスポーツだ
汗は塩水だから、スポーツするだけで塩水を被ったのと同じ効果がある
なるほどと思いました。
正直なところ厄がどうかはわかりませんが、あのスポーツ後のスッキリ感を考えるとあながち嘘とも言えないのかもしれません。
厄が乗っていて、なおかつ機嫌が良い人というのはあまり想像できません。
というわけで、スポーツも良いものだろうなと思っています。
普段行かない高級な洋服屋さんに行ってみる
普段UNIQLOしか行かないと、高級な洋服屋さんに入る時かなり抵抗を感じるはず。
でも、そこでいつもと違う感覚に触れることで、ちょっとテンションが上がっている自分に気付けるかもしれません。
店員さんのファッションセンスの高さ
洋服を吊るすハンガーの重厚さ
世界観を表現するインテリア
目を凝らしてみると、意外にもお客さんを喜ばせるギミックがたくさん目に入ります。
先日ショップの方から聞いた話が面白かったです。
お客さんが洋服に初めて対峙するシーンは、ハンガーに吊るされた状態です。そのため、高い洋服屋さんほど、ハンガーにこだわることが多い。
ハンガーの最高峰である「ナカタハンガー」が使われていることが多いんです。
店員さんと会話してみるのもおすすめです。
似合いそうな洋服を提案してもらったり、最近流行りのファッションについて教えてもらったり。
それだけでも、結構楽しい時間になったりします。
高級ゆえに高すぎて買えない場合もありますが、「いいですね、検討してみます」と言って店を後にすれば問題ありません。
僕は、たまに銀座・有楽町エリアの洋服屋さんに足を運びます。
同じセレクトショップだとしても、置いてある品揃えや店員さんのレベルが明らかに高いからです。
効果がありそうだが、僕には逆効果だったこと

お酒などの嗜好品
以前の僕は、「リフレッシュするぞ!」と思うとすぐにお酒に手が伸びていました。周りに心配されるくらい、呑んでいた。
休日になったから呑もう
お休みが取れたから酒蔵に行って呑もう
仕事で疲れたからバーに行って呑もう
確かにある種の発散にはなるんですが、「自分の機嫌をとる」という点で本当に良いものか疑問が出てきました。
確かにお酒を酌み交わして人と話すのはすごく楽しいですし、潤滑剤になりますからその辺のメリットも重々承知しています。
そして、確かにリフレッシュになる。
でも一方で、自分の機嫌を取るためにお酒ばかりに頼ってしまい依存的になると、実は体へのダメージもあるし、大して機嫌を取ることになっていない面も感じました。
実はもっと良い方法がたくさんあるのではないか、と。
お酒については僕自身もかなり呑んでいたので「絶対にやめた方がいい!」とは言いません。楽しいですしね。
でも、一回立ち止まって考えると「実はもっと楽しめるものがあるよ」といったことをお伝えできればなと思っています。
とにかく長い時間、寝る
自分を労ることを考えるとき、長い時間眠るというのも選択肢に上がってきますよね。とにかく長く、10時間とか寝る。
もちろん普段から睡眠不足の方なら、好きなだけ寝るのはすごくいいと思います。
でも、「長時間寝るから自分の機嫌を取れるか?」と聞かれると、僕はそうでもない気がしています。
確かに、もとのプラスマイナス0地点までは戻れる。
でも、嬉しい・楽しいという自分を喜ばせるというところまで行くかは微妙かなと思っています。
お酒と同様、決して否定するものではないですが睡眠を取れば取るほどハッピーになるかは別の話じゃないかと思うのです。
お出かけ先がいつもと同じ場所
マンネリというものは、どうしても自分の機嫌を取れないことになりがちです。
いつもと同じスーパーに行く
いつもと同じ飲食店に行く
いつもと同じ洋服屋さんに行く
いつもと同じ美容室に行く
いつもと同じバーに行く
いつもと同じ道を歩く
刺激が少なければ少ないほど、人は嬉しい・楽しいと感じづらくなってしまいます。
以前に営業職をやっていた時、上司がこんなことを言っていました。
いつも同じものを食って、同じ道を通って、それではつまらない人間になるぞ。毎日違う行動をすることで、人間は魅力的になっていくんだ。
当時はスルーしていましたが、今となってはそこには一粒の真実があるように思います。
まとめ

自分を喜ばせる方法は、千差万別です。
でも、自分という一人の人間だけならば「何をしたら、元気になるのか」というのは案外簡単に明らかになるものです。
最初は「喜び」という感情さえ味わいきれないかもしれません。長年封印していると、感覚が麻痺してしまうからです。
でも、一つ一つ試していくと「あ、これは好きだな」「ちょっとワクワクするかも」といった腹の奥が温まるような感覚を思い出す瞬間が必ずきます。
僕自身、まだまだ道なかばです。
でも、1年でかなり自分を喜ばせる感覚が戻ってきた気がしています。
ぜひ、その瞬間まで根気強く自分を喜ばせようとしてみてください。
その見返りは想像以上だと思いますよ。
