見出し画像

ここには…何一つない

はたから見て、もうどうしようもなく煮詰まっている
人たちがいたりする。
”はたから見て”というのがポイントで
自分たちは全くわかっていない。
私自身もそうだったから、よくわかる。

わかっていないから、
同じ住処、同じ仕事、同じ人間関係に
しがみついて
そこで小さな改善を試みようとしている。
でももうそんな段階ではない、ということが
はたから見ればわかる。

そんなふうに煮詰まってしまったら
もう改善、改良、の余地などないのだ。
私もそうだったけど、怖くて
今をごまかしていくのが精いっぱい。

でも、そんな風に煮詰まってしまったら
真反対、180度変わっていく動きしかない、のだ。
引っ越しならば、田舎にいるなら都会へ、海にいるなら山の方へ
仕事をしているならやめる。
真反対の動き以外では、何も動かないのだ。

私だって仕事、怖くてやめることなんて
できなかった。
今の自分のこんな状態でどうしろと?
八方ふさがりでしがみつくだけ。
どうしようもなくなるまで、そこでふんばった。

ふんばるのも一つの経験だけど
何かが壊れるまでやってみてもいいけど
勇気を出して、生活を180度変えた方がよかった、と思う。
どうせ変えることになるから。

今思うのは、
そんな180度変わらなければならないほど
煮詰まるのではなくて
もっと微細なうちに、何となく感じることを信じて
(微妙なシグナルがあったはずなのだ)
そっと方向を少しずつ変えていけたら…
ということ。

静かに耳を澄まして
自分の心が語っていることと
導きの風が吹いている方向を知ること
心を静かにして。

   ここには、あなたを見ないものは何一つない。
   あなたは、生活を変えなくてはならない。
                 リルケ「アポロの古風なトルソ」より






いいなと思ったら応援しよう!