キャリアに悩んで元彼に電話したら、「スポーツしたら?」と言われた
およそ3週間前の話。
久しぶりにモンゴル人の元彼と電話で話をした。
私の仕事の悩みの話だ。
内容としては、最近のnoteでも書いたような話で、まだ自分の中で何が嫌とかどうとか、気持ちの整理もついていなかった。
自分の中でもこんがらがってうまく話せた気がしなかったけど、電話を切った後に感じたことは、
「よく聞いてくれたなぁ。」
最初に出てきた感想は、これだった。
いつも静かに聞く人だと思った。
それと同時に、
結局、人って
「何を言われたか」よりも、
「どう聞いてもらえたか」
この方が、ずっと心に残ることがあるんだなって、改めて感じた。
わたし喋るのめっちゃゆっくりなのに、よく聞いているなぁなんて。
投げかけられる言葉ではなく、姿勢。
電話越しで、目も見ていないのに。
あぁ、すごい人だな。
勝ち負けじゃないけどさ、ほんと、勝てる気がしない。
そして、
「スポーツしたら?」
と
「なんとかなる。」
なんだかんだで、投げかけられた言葉の中で、最後にこれが残った。
私は、いつも先を見て、なんとかならなかったことばかりを考えがち。
でも、最後の最後は、
「なんくるないさぁ〜」
「ケセラセラ」
いろんな言葉で表現されるくらい大切なことを、私は忘れてた。
彼はいつも、「私の人生を何とかしよう」とはしていない。
彼と関わっていて、境界線の引き方が上手だといつも思う。
そして、私はそんな彼に安心している。
「この人は私をコントロールしようとしない。」
「でも、必要なときはそばにいてくれる。」
そんな感覚がするから、すごく楽なんだと思う。
電話をしている間に、
「あなたのすごいと思うところの一つは、境界線の引き方です。」
って話をしてみた。
「どんな風に受け取るのかな?」
と聞いてみたら、
「そんなこと言われたことないから、今考えてます。」
って言ってた。
意味が通じてるのがまず凄いけど、こういう返しをするところも、彼らしいなぁと思った。
私に合わせてくれる。
けど、だからって、自分自身を置いていかないよね。
「いや、そんなことないよ。」
でもなく、
「そうでしょ。」
でもなく、
「今考えてます。」
その余白が、なんだかいいなと思った。
彼は今年の7月に、(今までよりは)やりたい仕事に転職した。
現在は試用期間中で、研修を兼ねて結局は現場仕事をしている。
1年以内には志願した職務に配置換えがある予定だけど、それがなかったら辞めるって言っていた。
私は、その決断が潔いと思った。
たぶん、あとのことまでは考えてないけど、ある意味でちゃんと考えてる…。
自分の人生を自分で引き受けている。
「嫌だから逃げる」じゃなくて、
「自分が望む方向と違うなら、その時は次を考える」
という線引きなんだと思う。
これって「無謀」ではないんだと思う。
本当に無謀な人って、
「なんとかなる!」
だけで、現実を見ない。
でも彼は、
「1年はやる」
「それでも違ったら辞める」
って期限を決めている。
これは意外と冷静だ。
「我慢し続ける」でもないし、
「今すぐ全部捨てる」でもない。
自分との約束を作ってる感じ。
「自分が望む方向に動く」
という姿勢をしっかりと感じる。
そして、私自身が大事にしているものが、そこにも表れている気がする。
「鳥みたい。」っていつも思う。
彼の中に、昔の自分を見てるんだよね。
あんな風だった。いろんな部分で。
そこにはたぶん羨ましさもあるし、尊敬もあるし、懐かしさも混ざっている。
彼は彼の人生を生きている。
そんな彼を見ることで、私の中の「飛べる自分」を思い出している。
いつもこんな再会をくれる人だ。
だから、
「なんとかなる」って言葉、今の私には案外必要なのかもしれない。
たぶん今の私が探しているのって、昔の自分に戻ることじゃなくて、
昔持っていた軽やかさと、今持っている責任感をどう一緒に持つか。
なんだと思う。
わたし、当たり前だけど、ちゃんとした人間じゃなくてもいいよね。
転職して、迷惑かけて、いい年して無様でもいいよね。
やっぱり、やってみたいなぁ。
そんな風にも思う。
「成功するため」だけじゃなくて、
「やってみた自分を、失敗しても見捨てないため」
ここに挑戦してみたいなと思う。
転職してうまくいったらもちろん嬉しい。
でも、もし思ったより大変でも、
「だから私はダメだった」ではない。
36歳で、新しい場所に行って、慣れなくて、失敗して、学ぶ。
それは無様じゃなくて、ちゃんと生きてる人の姿なんじゃないだろうか。
これって、肩書きとか年収よりも、わたしが欲しいものに近い。
「挑戦した自分を、自分で認めたい」
なのかもしれない。
「あーだめだったなぁ。」
って言えたい。
そのまんま、彼みたいだ。
もしかしたら数年後、
「あの時、転職するかめちゃくちゃ悩んでたなぁ。」
って、笑って話しているかもしれないし、
「結局今の会社に残ったけど、あの時考えたことで働き方変わったなぁ。」
って、言っているかもしれない。
どちらでも、ちゃんと自分の人生を生きたって言えると思う。
なんだかんだで、彼とは1時間弱、話してたみたい。
娘も参加しつつの話だったから、途切れ途切れの部分はあったけど、
ほんとにいつも、よく聞いてくれるよなぁ。
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