お題:「熱帯夜」

熱帯夜だから

ぼくは
あのこの夢へ
行ける気がした

骨までぬるくて

シーツのざらりを
何度も
指でたしかめる

夜は
ちゃんと暑いのに

きみだけ
夏にならない

窓から
あぶくみたいな風が
ひとつ
まぎれこんで

ぼくの名前を
先に忘れた

熱帯夜だから

夢のほうが
現実より
すこし薄い

きみが笑っても
ぼくは
目をさまさない

朝になれば
ぜんぶ
汗のせいにされるから

ぼくは
骨だけここへ置いて

名前のないほうで
もう一度
きみの夢になる



#シロクマ文芸部
#熱帯夜

小牧部長、どうぞよろしくお願いいたします。

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Re:Re: Breathtaking   (リリイ・ブレステイキング) たいせつなあなたへ。心の結晶をどうかわたしに委ねてくれませんか。

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